もうすぐ母の日。働く母親に焦点を当てた調査では、やはり多くの女性が疲れをため込んでいて、家でも家族のためにあれこれ動き、疲労に対処できていない実態が明らかになった。
厚生労働省の2023年の調査では、児童のいる983万5千世帯で、働くお母さんの割合は77.8%と過去最高を更新している。そこで大正製薬(東京)のリポビタンファインは、20~60代の仕事を持つ女性で、高校生以下の子どもと同居する166人を対象に、4月11~14日に調査を実施した。
それによると、「疲れを感じることは多いが、特に対処できていない」という状態に、「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が92.1%にのぼった。72.3%が休みたいと思っているものの、「家族のために休めない」と回答。「小さい子供がいるので、疲れを感じていても中々自分のタイミングでゆっくり休むことができない」(20代)「子どもに手がかかるので、自分に使う時間がない」(40代)「家族ででかけても帰ると自分だけやらなければいけないことがある。疲れていてもゆっくりなんてとんでもない」(60代)と、やはり家で休む時間がとれないという指摘が多かった。
「疲れをガマンすることに慣れてしまっている」という人は68.7%にものぼり、“疲れたママ”の常態化が浮き彫りになった。