20年くらい前になるけれど、『かもめ食堂』という映画があった。フィンランドに日本食の食堂を開いた女性が主人公。
現地のレストランPosh Jahで開催したポップアップで、店名はenmusubi。おにぎり、日本茶、みそ汁を提供。日本の米、有明産ののりをはじめ、日本産の食材と現地の新鮮な食材をふんだんに使い、7日間で約400人が来場した。「こんなにおいしいおにぎりは初めて」「体にやさしくて毎日食べたい」といった感想のほか、常設店舗を望む声もあったという。
出展した Onigiri&Co. 社は、来店した人との対話などから、北欧の人々が日本食に抱く関心や好み、例えば、グルテンフリーやベジタリアンといった食の多様性への配慮や、食材の安全性への高い意識など、具体的なニーズが感じられたという。同社はこの成功を皮切りに、北欧、欧州での本格的な店舗展開を進め、おにぎりを通じて日本食文化をカジュアルに楽しめる「場」を創出したいとしている。
https://www.youtube.com/watch?v=9-G6RqXBi3s&t=3s