日本に初めてシャンソンを広めた1人である宝塚歌劇団の卒業生・深緑夏代さん(故人)を中心として立ち上げられた歴史あるコンサート「2025るたんフェスティバル ~Chanson×TAKARAZUKA~」が10月14日(火)、東京・銀座の銀座ブロッサム中央会館ホールで開催される。15時30分開場、16時開演予定。

るたんフェスティバル製作委員会が主催。

 宝塚OGたちが“歌の心”を大切に紡いできたこのコンサートは、今年、第39回を迎える。今回も、宝塚出身の出演者が多数登場。美しく華やかな舞台で、珠玉のシャンソンの名曲を生バンドによる演奏とともに届ける。時代を超えて愛され続けるシャンソンと、宝塚OGによる華麗なステージの共演—。秋の銀座で、大人のための特別なひとときを堪能できる。

 チケット料金(税込み)は、S席8800円、A席6600円。一般販売を8月5日(火)10時にスタートする。申し込み・問い合わせは、オフィスさいとう TEL/SMS:080-1353-5667。電話の場合、「席種・枚数・名前・住所・電話番号」を伝える。SMSの場合、「席種・枚数・名前・住所・電話番号」を明記の上、送信する。販売予定枚数に達し次第、終了する。

 出演者など詳細は、同コンサートのホームページに掲載している。スタッフ・主催者代表のシャンソン評論家・大野修平さんは、「るたんフェスティバルが始まったのは、1987年7月。当時、会場は日比谷公会堂でした。そこには、照明や音響の機材を搬入するためのエレベーターが備えられていませんでした。及ばずながら僕も、スピーカーなどを運ぶお手伝いをするために、会場脇の石段を上り下りしたのを懐かしく思い出します。深緑夏代さんの言葉も忘れられません。『大野ちゃんさぁ、シャンソンを学問にしてくれるなよ、な?』。その言葉をいまも胸に刻んでいます。そうだ、シャンソンを観客のみなさんに楽しく聴いていただくフェスティバルにしよう、という気持ちで始めました。今年もお客様方に楽しんでいただけることを念頭に、喜びあふれるステージをお目にかけたいと一同張り切っております」とのメッセージを寄せている。

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