中学、高校と通っていた頃、「こんなこと勉強して本当に役に立つの?」──そう思ったことがある人は多いのではないだろうか? スタディプラス(東京)のStudyplusトレンド研究所は、6月16日~6月23日の期間、全国の高校1、2年生を対象に「学びに関するアンケート」を実施した。回答したのは、高校1年生が137人、高校2年生が 160人、その他が1人。

 それによると、「今後の人生に役に立ちそうだと感じる教科」は、他の教科を引き離して「英語」(24.1%)がトップとなり、以下「国語」(14.0%)「社会」(12.9%)が続いた。一方、今後の人生に生かしづらいという教科で一番多いのは「美術」(20.8%)となり、「数学」(15.2%)「音楽」(14.7%)「理科」(14.7%)が続いた

 学校の勉強以外で学びたいことについて分野ごとに聞くと、「社会科学(心理学・文化など)」が20.2%、「ビジネス・経済(マーケティング・金融・経営・企業など)」が14.8%、「国際交流(英語・海外留学など)」が14.5%という風に、こちらも文科系教科が上位に並んだ。理科系教科は「将来に生かしづらい」と感じる傾向が見られ、自由記述でも「理系教科は内容が高度になるにつれ、実生活や社会とのつながりを見出しにくくなる」という意見が多く見受けられた。

編集部おすすめ