アパート、マンションの賃貸物件を探していると、時に「おっ、これは安い」と、とてもリーズナブルに思える家賃の物件に遭遇することがあるが、「いや、待てよ」と借りることをちゅうちょしてしまう人はどれくらいいるだろうか? AlbaLink(東京)はこのほど、全国の男女500人(女性352人/男性148人)を対象に「家賃が安すぎる賃貸物件で気になることに関する意識調査」を実施した。調査期間は7月26日~27日。
最初に「家賃が安すぎる賃貸物件を見つけたときの気持ち」を聞いたところ「訳アリかと疑う」(85.6%)という回答がダントツのトップ。以下「不安になる」(10.2%)「ラッキーだと思う」(8.0%)「理由を知りたい」(7.6%)「敬遠したい」(3.6%)と続くなど、ポジティブに思う人が極めて少ないことがわかった。
また、「家賃が安すぎる賃貸物件で気になること」を聞いてみると、1位は「周辺環境が悪そう」(36.8%)で、僅差で「建物が老朽化している」(35.4%)、「事故物件ではないか」(35.2%)が続いた。まずは、建物の状態が気になる訳だが、それと同じくらいに心理的な理由を挙げる人が目立った。
そして、いくら安くても住みたくない賃貸物件の条件について聞くと「過去に事件・事故があった」(59.8%)と回答した人が最も多く、「隣人トラブルがある」(41.0%)「騒音がひどい」(13.6%)「築年数が古い」(13.2%)などが続いた。住みたくない条件としては、大きくわけていわくつきなどの「心理的要因」のほか、騒音などの「生活環境要因」が挙げられている。やはり、安心して快適に過ごせる住まいが求められるようだ。