歴史は面白く、地域の環境に形作られたそれぞれ異なる文化の来た道は学びがいがある。隣国中国の歴史は日本とも密接な関わがあり、より深く知りたいと思うものの、悠久の4千年は長過ぎて、なかなかサクッと理解するのは難しい。

この4千年の歴史をイラストで一気見できる『中国史見るだけブック』(岡本隆司監修・辰巳出版・税込み1650円)が発売された。

 古代文明の発祥から現代の中華人民共和国に至る、戦乱と統一、王朝の盛衰、時代ごとの文化など、壮大な歴史の物語、複雑な中国史を時系列で一挙に総覧できる一冊。テーマごとの見開き単位で、歴史を徹底的にビジュアル化した。紀元前の秦、帝政のはじまりから、魏・呉・蜀の三国てい立、モンゴル帝国、西征とユーラシア大陸支配、そして19世紀のアヘン戦争と欧米列強の侵略、さらに中華人民共和国の建国まで、イラストや図解で視覚的に“一気見”できる。

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