ユネスコの世界文化遺産でもある厳島神社。広島に旅するなら、海上に建つあの大鳥居はやはり見ておきたい。
宿は、厳島神社の大鳥居を望む好立地に建つ。部屋の窓辺のロングソファからは穏やかな瀬戸内海と島々が織りなす美しい景観を眺めることができ、最上階の大浴場は、南に面した海を見渡す露天風呂と、北に面した山並みを望む内風呂と、趣の異なる湯殿を楽しめる。露天風呂は、瀬戸内海と湯船が一体となるような設計で、まるで海に漬かっているような開放感を目指している。
石風呂の起源は鎌倉時代といわれているが、現在ではその姿を見ることはほとんどなく、現存する石風呂の調査や過去の文献を参考に再現。床、壁、天井からのふく射熱で温度ムラが少なく、一般的なサウナよりも高温かつ低湿で利用できるという。足元まで均一な温度が保たれるため、地べたに座っても快適に温まることができる。