皇居をぐるりと取り囲む石垣、築城時にこれを運んで積み上げるのは大変だっただろうと想像するが、実際にこの石を引く体験ができるお祭り「石曳き道灌まつり花火大会」(東伊豆町観光協会・静岡県東伊豆町)が、9月28日(日)に熱川温泉で開催される。観光客も参加でき、海上花火もある、夏の終わりを思い切り楽しめそうなイベント。

時間は18時30分~21時。入場無料。

  徳川家康の時代の石垣増築は、加工性や耐火性が良いという理由で、ほとんどの部分に「伊豆石」と呼ばれる伊豆半島の安山石が使われ、伊豆各地の港から船で江戸まで運搬されていたという。その「御石曳」(おいしびき)という運搬作業を現代に再現したのが、このお祭り。侍大将の掛け声に合わせ、観光客も参加して巨大な築城石(12トン)を引っ張る迫力の体験ができるが、全員の力を合わせても一引きでわずか1メートルしか動かないという。江戸時代の石曳きを自分の手で体感できる貴重な機会だ。

 「御石曳」は20時5分にスタート予定。観光客は先着250人の曳き手参加枠で挑戦可能だ。現地で18時30分から募集する。曳き手は小学生5年生以上。サンダルやハイヒール、げたなどはケガ防止のため不可。

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