電子書籍が増え、調べものもネットでサクッと、がとりあえずの入り口になっている昨今。子どもたちにとっても本屋さんは、だんだん遠い存在になってきているかもしれない。
読書習慣や書店を訪れる機会が減っている子どもたちだが、この企画では地域の書店で、児童書や文芸、ビジネス書、新書、コミックなどの本の選定から棚づくり、書評、POP制作、オブジェ制作まで、すべて自分たちで考えて進める。店での販売は2026年2月からの1カ月間だが、今年9月から来年1月までの間に準備を進める。
子どもたち自身が売り場を企画・運営することで、本に触れる楽しさや書店に足を運ぶ習慣を育むことを目的としている。単に本を選ぶだけではなく、「なぜこの本を大人に読んでほしいのか」「どんなふうに展示すれば興味を持ってもらえるか」などを考える過程が、子どもたちにとって大きな学びの機会となりそうだ。