障がいの有無や年齢などに関わらず、誰もが参加できる結婚式をサポートする「ユニバーサルウェディング協会」(東京)がこのほど、公式ホームページを開設した。

 結婚式は人生における大切な節目の一つでありながら、障がいや体調、加齢といった要素によって、その門が閉ざされてしまう人々が少なくないのが現状という。

同協会は「特別な人への特別対応」ではなく、「誰にとっても安心な結婚式」の実現を目指し、バリアフリー対応の結婚式衣装との連携、式場のアクセシビリティ向上支援、ウェディングプランナーの教育・研修をはじめとする事業を展開している。ホームページは、それらの情報発信と、全国の関係者との連携強化を目的として開設された。

 ホームページでは、ユニバーサルウェディングに関する最新情報、式場・事業者向けの支援サービス案内、新郎新婦・ゲスト向けの相談窓口、業界関係者との連携に関する情報などを提供している。LGBTQフレンドリーな式場の整備が注目されているように、障がい者対応も新たな業界標準として位置づけることを目指している。同協会代表理事の宮坂正志氏は、「対応できる会場の数が少ないからこそ、まずは業界に知ってもらうことが重要。このホームページを通じて、より多くの方々に協会の活動を知っていただき、連携の輪を広げていきたい」としている。

 今後は、障がいのある新郎新婦やゲストへの対応を通じた業界全体のホスピタリティ向上を目指すだけでなく、就職転職支援、在宅美容・介助士派遣サービス、福祉車両販売会社、行政書士(成年後見人制度)等との提携情報なども随時更新していくという。

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