料理のレシピは、雑誌や書籍であれ、動画であれ、視覚に訴えるものが主流。これは、視覚に障害がある人たちにとっては、料理へのハードルを高めてしまう。
新しく生まれた「SOUNDFUL COOKING CLUB」は、「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」を活用し、“音で料理を楽しむ”という新しい調理体験を視覚障がいがある生徒たちが楽しむとともに、幅広い人たちに広げていくことを目指している。同部にはアドバイザーとして、「SOUNDFUL RECIPE」でナレーションを務める、全盲で料理の大好きな「みき」さんと、餃子定食専門店「餃子の肉太郎」(株式会社マジでうまい・東京)の店主の東山広樹さんを迎えている。取材会には、同部のメンバーである女子生徒4人と、アドバイザーの2人が参加。視覚に障害がある生徒たちが、ハンバーグだねを焼き上げていく中での音の変化や、菜ばしで触ったときの感覚などを頼りに、ハンバーグを焼き上げる様子が披露された。
あたたまったフライパンにハンバーグだねを入れると、油がはねるピチピチという音と、たねが温まるシューっという音が聞こえる。次第に、パチパチという踊り出すようなにぎやかな音に変わり、香ばしい香りが漂ってきたらひっくり返す。みきさんは、「ハンバーグは、音の変化が分かりやすい料理ですね」と話す。
部長の「のあ」さんと、副部長の「ゆか」さんは、みきさんのアドバイスで焼け具合を音、香りに注意を払いながら判断し、難関としていたフライ返しと菜ばしを使ってハンバーグをひっくり返す作業も成功。
のあさんは、「料理は目で見て判断する点が多く、私たちには難しいと思っていましたが、音やその他の視覚以外の感覚を頼りに料理する体験をし、自分一人でも料理ができることが分かりました。焼けた部分を菜ばしで触った感覚なども体験し、実家に帰ったときにも作ってみたいと思いました。油跳ねが怖くて避けてしまう揚げ物にも挑戦したいです」と話した。副部長のゆかさんは、「親の料理を手伝うことはあったけれど、1人で料理をするのは難しいと思っていました。音で料理を楽しむということを多くに人に伝えていきたいし、自炊ができるように頑張りたいです。クッキーやケーキも焼いてみたいです」と話した。
アドバイザーの料理人・東山さんは、「僕は中学生の頃から料理をしてきて、突き動かされてきたのは“楽しい”という気持ち。料理は難しいと思っていた皆さんが、“楽しい”と思い、“自炊もしたい”と思うようになったことが本当にうれしいです」と話した。
同校は、寄宿舎生活をする生徒が大半という。寄宿舎指導員で調理実習なども担当する佐伯登さんは、「調理実習も、今までは視覚に頼る表現や言葉が中心になりがちでした。
「音でみるレシピ SOUNDFUL RECIPE」に掲載されているレシピ数は、現在102。そのうち22点には、視力低下から全盲になっていく中でいかに料理をするか苦心した、みきさんによる特別サウンドコラムが付いている。コラムでは、みきさんが、視覚を使わずに長年料理を続けてきた経験から、「天ぷらがおいしく揚がった時の音」や「シチューがちょうどよく煮詰まったときの音」といった独自の視点でポイントを語っている。12月には、調理器具の使い方や米のとぎ方など、料理の基本項目を伝えるコンテンツを掲載予定のほか、レシピも拡充していくという。味の素は「盲学校は全国にある中、その中でも規模の大きい同校と、今回コラボレーションすることができました。盲学校同士の横のつながりもあると聞く中、この取り組みを全国に発信して広めていきたい」としている。











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