かつてソ連と冷戦終結を宣言した元米大統領の“パパ・ブッシュ”が、ブロッコリー嫌いも宣言して農家の抗議を受けるなど物議をかもしたのも今は昔。大統領専用機のエアフォースワンにブロッコリーの持ち込みを禁止するなどかなり話題になったのは、裏を返せばこの野菜が栄養豊富な“優等生”だからかもしれない。
指定野菜は、消費量が多い、または多くなることが見込まれる野菜で、値段を安定させて誰もがいつでも食べられるように農水省が指定しているもの。国が需要や供給の見通しを示し、産地では計画的な生産・出荷が進められる。価格が大きく下がった場合には生産者を支える仕組みもあるため、生産の安定につながる。結果として消費者にとっても価格の大きな変動が抑えられ、安定的に手に取りやすくなることが期待されている。今までキャベツ、キュウリ、サトイモ、ダイコン、トマト、ナス、ニンジン、ネギ、ハクサイ、ピーマン、レタス、タマネギ、ジャガイモ、ホウレンソウの14品目だったが、これにブロッコリーが追加された。新たな指定は1974年のジャガイモ以来になる。
日本で唯一、地理的表示(GI)保護制度に登録されているブロッコリーは鳥取県の「大山ブロッコリー」。大山山麓の黒ボク土を生かした栽培、豊かな食味、厳格な品質管理、鮮度保持の取り組みなどが高く評価されている。同県では、大山ブロッコリーの魅力を伝えるPR動画を近日公開。東京・表参道の「TRATTORIA 庭」では、大山ブロッコリーを使用した特別メニューも予定されている。
また、鳥取県南部町原にある通称「ブロッコリー神社」として知られる客神社(小原神社)は、ユニークで印象的な景観を楽しめるスポットとして注目されている。











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