関西弁は忘れないのに、英語はちょっと使わないでいるとす~ぐ忘れるの、どうしてなんですかね。聞き取りに関しては動画や学習アプリなども頼れますが、会話についてはなかなか……。
そこで今回、試してみたのがアプリ「AI Speak Tutor 2(AIスピークチューター2)」。AIとの実践的な英会話ができるアプリのようですが、実際どんな会話ができるんでしょう?
英会話イーオンから有料プランお試しの招待があったので、1カ月使ってみた感想をお伝えします。
【1人でもできる会話に特化したアプリ】
「AI Speak Tutor 2」は、英会話イーオンが提供する対話型学習アプリ。AIとの会話を通じて英会話力を向上させることを目的としており、様々なシチュエーションでの会話に対応しています。
【レベルに応じた会話からスタート】
アプリ登録後にレベル診断を受けて学習スタート。単語テストや簡単な作文テストなどを通して現在の英語力を診断します。
ここでの注意点は、診断テストを途中で中断すると「入門レベル」と診断されてしまうこと。アプリのサブスクリプションのステージによって診断レベルの受け直し回数が決まっているので、時間に余裕があるときに使い始めるのがおすすめです。
学習レベルが決まったあとは、アプリが「おすすめのレッスン」を提示してくれるので、好きなものから進めていきましょう。
最初は「何をすればいいの?」と迷いましたが、「AI Speak Tutor 2」はとにかくAIとたくさん会話するアプリ。なのでどんどん、レッスンを選んでAIと会話していけばOKでした。
なお有料会員になると、職業別の会話練習が1職業660円で利用できます。
【実際の学習ステップ】
実際のレッスンではAIと交互に話していきます。学習ステップは、まずこちらから指定のセリフをAIに話しかけて会話スタート。AIの受け答えを待って、自分も表示されるテキストを読んで応えます。
その後、重要表現を何度かくり返して発声、学習。さらに代替表現や応用会話を学んで、1レッスン終了です。時間にして、だいたい5~10分程度で「こういうときはこの言い回し」という表現をサクサク学べました。
正解が伏せられていると思わず詰まってしまうこともあり、ただ表示されているものを「読む」だけではなく、きちんと身についているか確認しながら進められるのが良かったです。
【使ってみて気になったこと】
かなり画期的なアプリなのですが、肝心の音声認識がスムーズではないことが多かった点が個人的に気になりました。
私はiPhone 14 Proなのですが、アプリに話しかけるときに最初の1単語が認識されなかったり、大声でしゃべってもまったく反応してくれなかったりという事象がたびたび発生。もちろん機種やOSにもよると思いますが、AIと会話するのがキモのアプリなので、これは正直モチベに響きます(笑)。
また録音スタートの合図も、話しかけるだけでいいのか、はたまたタップが必要なのか? どうも画面に表示されている説明と録音が始まるタイミングが違うような気がしていまいちつかめず。
しかし、
・ひと呼吸おいてから発話し始める
・アプリが重くなる原因のものを消す(キャッシュクリア)
の2点を試すと改善することがあるよう。今後のために覚えておこうっと!
【とにかく会話のバリエーションが欲しい人に】
「AI Speak Tutor 2」をおすすめするとしたら……
・とにかく実践的な英会話の数をこなしたい人
・リアルなオンライン英会話には抵抗がある人
・大きな声でハキハキ話せる人(アプリを使える部屋、時間、場所がある)
用意されている会話パターンがかなり多いので、いろんなシチュエーションで使える表現を次々に学ぶ楽しみがあるアプリだと思います。発音やイントネーションの採点もしてくれます。
ただ比較的大きめの声で、単語を区切りながらハッキリ発音しなければ、きちんとこちらの会話を認識してくれません。アプリに聞かせるために頑張って話しかける感じになるので、たとえばお昼休みに公園で~といった練習は難しいと思います。
いずれにせよ、まずは無料でお試しを。最新のAI技術のスゴさと豊富な英会話パターンを「AI Speak Tutor 2」で体験してみてください☆
参考リンク:AI Speak Tutor 2、プレスリリース
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch
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