2025年5月11日は「母の日」。おかあさんに日頃の感謝を伝える日、としておなじみですが……とある調査によると約8割のおかあさんが「母の日なのに休めなかった」と感じていたようなんです。
めいいっぱい休んで羽を伸ばしてほしいところですが、どうやら現実的には難しいみたい。令和の「母の日事情」を深堀りしてみましょうか。
【母の日なのに全然休めない】
今回参考にしたのは、0~17歳の子を持つ母親605名を対象にベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」がおこなった調査です。
昨年2024年の母の日について質問したところ……なんと80.1%の母親たちが「家事・育児負担は普段と変わらなかった」と回答していたんですよ。
それどころか「むしろ負担が増えた」と感じた人は2.5%。「覚えていない」と回答した人は11.7%におよび、特に印象に残っていない家庭も少なくないようで……。なお、「普段より負担が軽減された」と回答した人は5.7%でした。
【いちばんの望みは「ひとりになりたい」】
今回の調査では「母の日に家族にやってもらえたら嬉しいことランキング」も公開されています。
「子どもの世話をしてほしい」「食事の準備をしてほしい」「感謝の言葉をもらいたい」といった意見があるなか、最も票数が多かった第1位は「ひとりで過ごす時間の確保」(43.8%)でした。
まだまだ手がかかる年頃の子どもを育てている年代、ということもあり、ものすごくリアルかつ切実な意見……!! そういや私の友人(既婚・子あり)も「少しでいいからひとりになりたい~~~!!!!!」とストレスをためていたっけ。
【ひとり時間になにがしたい? 理想のプランは?】
ひとりになりたい母親たちに「ひとりで過ごす時間が確保できたらなにがしたいか」尋ねてみたところ
1位 マッサージ・整体(21.9%)
2位 美容院(8.6%)
3位 睡眠をとる(7.9%)
4位 なにもせずに過ごす(7.9%)
5位 エステ・ネイル(7.2%)
といった結果に。また、それぞれに「理想のプラン」について聞いてみると、こんな意見が寄せられていました。
「ゆっくり起きて家でご飯を食べてから、お昼にスパに行きマッサージを受ける」(埼玉県・30代女性 / 子ども1人)
「朝昼夜の献立と、子どもたちの予定(どこへ遊びに連れて行ってどこでご飯を食べさせるか)を考えずによい1日を過ごしたい」(東京都・30代女性 / 子ども2人)
「夫が朝から子どもを連れて2人で夕方まで出かけてくれ、私は家でひとりでゆっくり過ごす。夕食はスーパーのお寿司とサラダとお味噌汁で、夫が子どものお風呂と寝かしつけまでしてくれる。私はゆっくりお風呂に入り、ボディメンテナンス。今まで1度もこんな時間を過ごしたことはありません」(東京都・40代女性 / 子ども1人)
ちなみに、今回の調査によると、家事・育児の9割以上を母親が担う家庭は3割超におよんでいます。
「家事育児は母親に偏っている」と感じる人が約8割、「分担の改善を求めたい」が6割以上という結果も出ているほか、サポートが足りていないという声もありました。さて、あなたはこの結果をどう思う?
参照元:キッズライン、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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