人にもよりますが、生理前って肌荒れが起こりがち。いつもより化粧ノリが悪くなったり、かゆみやニキビが気になったりしますよね……(涙)。
でもね、これにはれっきとした理由があるというんです。
肌荒れが起こる原因がわかれば、おのずと対策法も見えてきます。生理周期にあわせたスキンケアを取り入れて上手にお肌と向き合っていきましょ~~!!
【肌荒れの原因は「女性ホルモン」】
大王製紙エリエールが20代以上の女性1430名を対象におこなった調査によると、生理前・生理中・生理後のうち肌荒れが起こりやすいと感じる時期1位は「⽣理前(排卵~⻩体期)」でした。
⽣理前の肌荒れには、卵巣から分泌される⼥性ホルモン「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(⻩体ホルモン)」が深く関わっているといいます。
■エストロゲン
⼥性らしい体をつくり、肌の保湿を助け、受精卵を迎える準備を整えるホルモン。⽣理中から増加し始めて排卵前にピークを迎え、排卵すると急激に減少し、妊娠が成⽴しなければじわじわと分泌量が下がり続ける。
■プロゲステロン
おもに妊娠の準備をするホルモン。エストロゲンとは逆に、排卵が近づくと増え始めて排卵後に急激に増加する。男性ホルモンのように⽪脂を分泌させる働きがあるため、肌が脂っぽくなって肌トラブルにつながることも。
⽣理周期ごとに、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量は変化していきます。
肌トラブルに注意したいのは、プロゲステロンの分泌量が増える「⻩体期(=排卵を終えてから次の⽉経までの期間)」。たしかに生理前とばっちり重なっちゃってますね……。
<⼥性ホルモンの分泌量が変化することにより起こりやすい肌トラブル>
①ニキビ
②肌のテカリ
③敏感肌
④乾燥肌
さらにさらに、生理前になると肌の保湿を助けているエストロゲンが減少。外部からの刺激を受けやすくなり、かさつきやひび割れ、かゆみ、⾚み、乾燥ニキビなどが出ることもあるのだとか!
【周期に合わせたスキンケアをしよう】
生理周期ごとのホルモンバランスを知っておけば、スキンケアもしやすくなるはず。
⼋丁堀さとうクリニック副院⻑ 医学博⼠ ⽇本産婦⼈科学会専⾨医・佐藤杏⽉先生によるスキンケアのアドバイスが参考になりますよ~~!!
■⽣理中のスキンケア
⽣理中の肌は敏感で、乾燥や肌荒れを起こしやすい状態。あまり負担をかけないよう、できるだけ無添加で低刺激のものを選ぶと良いでしょう。経⾎として出ていく⾎液量も多いので、⾷事やサプリメントで鉄分補給を⼼がけると◎。
■卵胞期(生理が終わってから排卵まで)
1カ⽉の中で最も肌の調⼦が良い。⾓質ケアや⽑⽳ケア、ピーリングなど、少し刺激があるケアを試すのにも良い時期です。
■⻩体期(排卵後から次の生理が始まるまで)
肌表⾯が少しずつ脂っぽくなるいっぽう、肌の中は乾燥が進む難しい時期。肌を清潔に保つことが重要ですが、洗いすぎると乾燥+乾燥を防ごうと皮脂が分泌されてしまうので「肌をこすらないようにやさしく洗ってしっかり保湿ケア」がベスト。
ちなみに、ニキビができている部分は油分をティッシュオフしておくといいそうです。ご参考までに♪
参照元:エリエール公式サイト、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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