熱中症リスクが高まる夏は、いつも以上にきちんと水分補給に気をつけたい。でもクーラーが効いた涼しいお部屋にいると、ついつい飲むのを忘れちゃいませんか。
ああ、できることなら誰かが「お水飲んでね」と教えてくれたらいいのに。
でもそんなの無理な相談だよネ……などと思っていたら、あの象印マホービンが画期的なアイテムを開発したというニュースが飛び込んでまいりました。
なんとコースターのうえに水の入ったコップを置くだけで、飲み忘れをリマインドしてくれるんだって!
【どんなアイテム?】
象印マホービン×「猫舌ふーふー」のユカイ工学が開発したコースター型スマートデバイス「mizlog(みずログ)」。
編集部に実物が届いたのでさっそくチェックしてみましたが、第1印象は「シンプルなデザインのコースター」という感じ。側面にあるスイッチと充電用ケーブル差し込み口が “デバイスっぽさ” を醸し出しています。
使い方は簡単で、スイッチを長押しして起動するだけ。さらにスマホにダウンロードした専用アプリと連動させることで「飲水履歴の確認」「1日の目標摂取量の計算」といったことができちゃうみたい!
■mizlogの主な特徴
①毎日の水分補給量を自動で記録
②水分補給をリマインドしてくれる
③目標水分量を設定できる
【使い心地は?】
それでは使ってみることにしましょう。
水分を摂るタイミングはアプリで10分~120分まで5分ごと設定できます。今回は試しに「10分」にしてみることに。
水を入れたコップをコースターのうえにセットして、そのまましばらく置いておいたら……10分経過したところでコースターが青く点滅ッ! どうやらこれが「飲み忘れてますよ」という合図のようです。
点滅するとはいっても、目にやさしい柔らかな光なので、オフィスで使っても悪目立ちはしなさそう。それでいて、しっかり視界に入るので、おのずと「おっと、飲まないと」という気持ちにさせられます。
目立たず騒がず、そっとリマインドしてくれるやさしさがありがたい……!
ちなみに、1日の目標水分量もアプリから設定できちゃいます。目標を達成するとコースターが七色に光る(!)仕掛けが施されているのですが、光り方がエレクトリカルパレードみたいでなんだかテンションが上がります!
【水分補給をシェアできる機能もあるのだ】
こんな感じで、飲み忘れ防止にひと役買ってくれる「mizlog」。そのほかにはこんな特徴もあるみたい♪
・飲んだ水分量やタイミングに応じてアプリ内の植物が育つ
・水分補給の状況を共有できるグループ機能(飲水のタイミングで相手のコースターが黄色く光る)
水を飲むと植物が育つ、という機能は地味にやる気を促してくれそう。意識的に水分補給したい人にはぴったりの機能といえるのではないでしょうか。
グループ機能を使えば、離れて暮らす家族とのコミュニケーションにもつながります。たとえば高齢の両親がいる場合、ちゃんと水分補給できているか気になるでしょうが、これならひと目でわかるので安心できそう~!
【商品化なるか】
実際に「mizlog」を使用してみると、自分ではできているつもりでも、意外と水分補給できていないことに気がつけました。
こまめに「水を飲まなきゃ」と思わせてくれるので、夏の良き相棒になってくれそう……!! 水を飲む習慣がない人、気をつけていても飲むのを忘れてしまう人は、試しに取り入れてみるといいかもしれません。
「mizlog」は、今後商品化を実現するためにKibidangoおよびGREEN FUNDINGにてクラウドファンディングを実施していました。
すでにプロジェクトは終了しており、商品化できるかどうかは8月中に決定するようです。
参考リンク:Kibidango、GREEN FUNDING
執筆・撮影:田端あんじ
Photo:(c)Pouch
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