先日、大阪・関西万博の取材に行ってきたのですが、その日は雨予報だったにも関わらず、どんどん雲が晴れて日中の最高気温は34℃に。
え~聞いてないよ~~~と思いつつ、暑さにヒィヒィ言いながら歩いた日の万博のリアルをお伝えいたします。
暑くて大変なのがわかっていても、今しか行けるときがないんじゃい!って皆さまへ、少しでも参考になれば……!
【ありがとう大屋根リング】
まず大前提として、日陰はあります。ドーナツ型の万博会場、その芯の部分が大屋根リングなので、多少の遠回りを許容できるのであればどこへ行きたいにせよある程度は日陰を移動できるんです。
ただ、そこから各パビリオンへ移動する際はやはり日向に出ることになります。大きなサーキュレーターやミストシャワーも各所に設置されていましたし、通ったときは涼しくて気持ちいいんですが、できる限り大屋根リングの下を通行することをオススメします。
【給水器には行列が…!】
つづいて水分補給について。万博は各所に自販機のほか、マイボトル洗浄機と給水器が設置されています。その情報が周知されていることもあり、マイボトルを持参する人も多いのですが、その給水機に行列ができるんです。
私が訪れたのは平日で、午前中は撮影する余裕がありましたが午後には長蛇の列ができていました。急を要する場合は自販機や物販で飲み物を買ったほうが早いかも。
なお給水スポットは32カ所あるそうで、場所によって混雑具合が違うみたい。現地でスタッフの方にほかの場所を聞いてみるのもオススメ。水がまったくなくなってからだと困ってしまうので、チャンスがあったら常に補給したほうが良さそうです。
ちなみに、サウジアラビアパビリオンはパビリオン内に給水器がありました。正直めちゃくちゃありがたかった。
【意外?トイレは並ばない】
いっぽう、お手洗いには1度も並びませんでした。平日だったからかもしれませんが、これは結構意外です。テーマパークのようにトイレ内の個室数が多いわけではないのですが、トイレそのものの設置数が多い気がします。
ただ、トイレの構造がエキセントリックすぎて並び方がわからず大勢の人が困惑しているところもありました(笑)。いたって普通のお手洗いもあるのでご安心を!
【万博内には薬局がある】
最後に薬局について。万博内には、2カ所だけ薬局があります。それが「大阪ヘルスケアパビリオンNest for Reborn」と「風の広場」にあるドラッグストア「アカカベ」。
東ゲート付近にいる場合はヘルスケアパビリオンへ。「ミライの食と文化」フードコートエリア内にありました。パビリオンを通らなくても外側からアクセスできます。
西ゲート付近なら風の広場が近いです。Expoアリーナ「Matsuri」前、マーケットプレイス内にあるとのこと。
ヘルスケアパビリオン見学のあとに「アカカベ」を見つけたとき、「うわー!そうだ!万博には薬局が必要だ!ありがたや~~~~っ」となりました(笑)。
思わぬケガや体調不良、暑さ対策グッズなど、急に必要になることだってありますもんね。いざというときに迷わず立ち寄れるよう、事前に場所のチェックをおすすめします。
【日陰を歩いても顔が真っ赤に】
この日の私は取材ということもあり、パビリオンへの入場はスムーズでしたし、あまり直射日光の下にいた時間は長くありません。大屋根リングの下は風もよく通り、意外とちゃんと涼しかった、という印象があります。
ところが気がつけば顔はまっかっか。滞在時間は半日ほど、歩いた歩数は1万7000歩ほどで、まる1日万博を楽しむぞ!という人に比べたらずいぶん少ないと思いますが……。
それでも喉はたくさん乾いたし、疲れて座りたくなったし、500mlのペットボトルは2回給水しました。真夏のおやすみで多くの人出が予想される日に訪れる方は、どうぞ万全の備えをお忘れなく!
参考リンク:大阪・関西万博「給水スポット&マイボトル洗浄機マップ」
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch
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