台湾最大のターミナルである台北駅。

台湾高速鉄道で高雄へ行く予定があった私は台湾人の友人から「駅弁買うなら車内販売じゃなくて、台北駅で買うのがおすすめだよ~」とアドバイスされました。


それならばと、地元民に人気の駅弁屋でゲットして車内で食べてきたので、その一部始終をお伝えしますっ!

【台北駅には駅弁屋がたくさん!】
交通の要とも言える、台北駅。この駅には、高速鉄道や台湾鉄道、台北MRTや長距離バスなど、さまざまな交通機関が集まっています。

台北MRTやバスなどは飲食禁止ですが、高速鉄道や台湾鉄道の特急列車は飲食OK。そのため、駅構内ではお土産店や飲食店に加え、多くの駅弁屋さんがあるんです。

駅弁はリーズナブルな価格帯のものがほとんどなので、列車に乗る人だけではなく、台北駅に立ち寄ったついでに買っていく人も多いようですよ。

【現地民といっしょに並んでみる】
数ある駅弁屋の中でも行列ができていたのが、1階にある「臺鐵便當本舖(タイティエビエンダンベンプ)」というお店。駅構内にいくつか店舗があり、1階西側では隣り合わせで2軒が営業しています。

向かって右側にある1号店の方が並んでいる人は多いものの、Googleマップをチェックすると、隣の「七堵製供」と書かれたお店のほうが口コミの星評価が高い。

それもそのはず。この店舗、基隆市の七堵(チードゥ)という場所にあるキッチンで作られたお弁当を販売しているんですって。
気になったので、今回はこちらのお店に並んでみようと思います。販売されていた駅弁は、

・パイコー飯と油揚げの弁当(豆皮排骨便當)100元
・パイコー飯弁当(排骨便當)80元
・シイラと豚肉の弁当(雙拼便當)120元
・ローストチキン弁当(烤雞腿便當)120元
・龍虎ハタとチャーシューの弁当(海陸雙拼)150え
・ベジタリアン弁当(白飯素食便當)80元
・チェリーダック弁当(宜蘭櫻桃鴨)120元

と目移り必至。
悩んだあげく、私はパイコー飯と油揚げの弁当をチョイス。手提げの袋1元を含め、お値段は合計101元(約498円)でした。

台湾の駅弁が日本とちょっと違う点は、温かい状態で販売されているということ。パッケージを触ってみると、ホカホカでした♡

【高速鉄道の中でいただきます♪】
さっそく高速鉄道に乗り込み、いただきたいと思います。蓋を開けると、丸いお弁当箱いっぱいに豚スペアリブがどーんと載せられていて迫力満点。
豚スペアリブの下には大きな油揚げと煮卵、そして練り物が隠れていました。キャベツなど野菜もたっぷりです。

さっそくパクっと頬張ると、やわらかいお肉に醬油ベースの味がしっかりしみ込んでいておいしい~~~♡ これはご飯がすすむわっ。
油揚げは湯葉のような食感で、こちらも味がしっかりしみ込んでいます。野菜もしっかり食べられて大満足。車内で駅弁をいただくのも、旅の醍醐味だなぁとうれしくなっちゃいました♪

台湾で高速鉄道や台湾鉄道の特急列車に乗る予定のある方は、ぜひ駅構内で販売されている駅弁をおすすめします!

※日本円への換算は、2025年8月現在の情報です。

参考リンク:臺鐵便當(台湾)、Googleマップ
執筆・撮影:Yui Imai
Photo:(c)Pouch

画像をもっと見る

●関連記事
編集部おすすめ