異常な暑さを記録している今年の夏。もはやエアコンなしの生活は考えられず、家庭によっては「24時間つけっぱなし」なんてところもあるのではないでしょうか。
命にかかわることなので仕方がないけれど……できれば電気代は節約したい。
ある調査によれば、なんと9割以上の人たちが「電気代を負担に感じる」と回答していたようです。みんなの本音を深掘りしつつ、節電対策について考えてみましょうか。
【みんなのエアコン&電気代事情をチェック】
<その1:エアコンの設定温度どうしてる?>
皆さんのおうちのエアコン設定温度はどれくらいでしょうか。
アンケート型WEBメディア「SES Plus」が20代~60代以上の男女543名を対象におこなった調査によると、最も多かった設定温度は「28℃」。
赤ちゃんやペットのいる家庭では「冷えすぎない26℃」の支持が高いいっぽう、60代以上では「27℃~29℃以上」「冷房を使わない」といった意見が目立ちました。
冷房を使わない理由を詳しく話を聞いてみると「電気代の節約」「冷房が苦手」といった意見がチラホラ。冷房がカラダに合わない人もいると思うけども、今年の暑さは尋常ではないので、無理のない程度に使ってほしいナ……!!
参照元:SES Plus、プレスリリース
<その2:電気代は家計の負担になっている?>
エアコンは手放せない、でも電気代が高いのはつらい。先ほどの調査においても「冷房を使わない=電気代の節約のため」という意見が上がっていましたよね。
情報メディア「LIVIKA」が全国の男女100名を対象におこなった調査によると、97%もの人が「月々の電気代を負担に感じる」と回答しています。
最も使用する家電は「エアコン」(93%)。また、電気料金の見直しを行ったと回答した人は72%におよび、70%の人が「電気代は8000円~1万円を超えると高く感じる」と答えていました。
参照元:LIVIKA、プレスリリース
【節電のポイントは「室外機」にあり】
電気代の節約にいちばん効果的と思われるのが「節電(電気の使用量を減らす)」。
パナソニックによれば室外機の節電対策がエアコンの節電につながるのだとか。というわけで、ここからはパナソニック エアーマイスター 福田風子さん直伝「室外機の節電対策&お手入れ方法」についてチェックしていきますよ~!
■室外機の節電対策&お手入れ方法
①直射日光を避けて室外機の周辺温度上昇を防ぐ
室外機を直射日光の当たる場所に置くと冷房時の効率が悪くなります。室外機の周辺温度を下げる=消費電力を減らすことが可能。空気の流れを遮らないよしずなどを立てかけ、影をつくるようにしましょう。
②室外機の周囲はスッキリと整理整頓
室外機の周辺に物を置いたり、熱の吹き出し口をふさいだりすると、エアコンの冷房効率が大きく低下する場合があります。できれば室外機の前側30cm以内には物を置かないようにしましょう。
また、落ち葉などのゴミが溜まると消費電力アップにつながる可能性もあるので、風の強い日や台風が過ぎたあとはご注意を。室外機の裏側のホコリやゴミも忘れずにチェックしてみて。
<実はNG! 注意が必要な室外機の節電対策>
・室外機カバーを取り付ける
→エアコンの通風を防ぐものがあると消費電力がアップしてしまう可能性があります前・後・左・右・上・下のうち少なくとも3方向を開放し通風路を確保してください。
・ドレンホースの先端に虫除けカバーをつける
→虫除け対策としては有効ですが、目が細かすぎると排水が詰まりやすくなり、逆に水漏れや故障の原因になることも。防虫対策をするときは、通水性を確保したメーカー公式の防虫キャップを使用+定期的に確認するようにしましょう。
・濡れタオルとバケツで天板を冷やす
→水が内部に入り込むリスクがあり、故障の原因になったり、タオルが室外機の給排気口に巻き込まれたりする可能性もあります。
<室外機の注意点>
・内部の構造がデリケートなので勢い良く水をかけたり高圧洗浄機を使ったりしない
・エアコンがベストな状態で作動できるよう年に1~2回お手入れ
・台風や豪雨で転倒・位置ずれなどが起きても無理に動かさない(メーカーや修理業者に相談)
これは私の体験談ですが……室外機がずれたときに自分で動かしてしまい、冷媒ガスが漏れてしまうアクシデントがありました。修理業者に頼んで事なきを得ましたが、絶対に自分でどうにかしようとしないでくださいね~!
参照元:パナソニック「エオリア」調べ、プレスリリース
【便利グッズあります】
節電対策したいなら市販の便利グッズに頼ってみませんか。Pouchが気になっているアイテムはこちら~!
・室外機カバー
室外機の天板に磁石でピタッとくっつくアルミカバーが使いやすそう。直射日光を反射して余分な電力消費を抑えてくれるみたい。
・サーキュレーター(9900円)
室内の空気やエアコンの風を効率よく循環させたいときにサーキュレーター◎。
・窓断熱シート(1280円~1万1000円)
昨今、“水だけで貼れる窓ガラスフィルム” も登場中。日差しを反射・吸収して、光や熱を抑制し遮断してくれるシートは、夏だけでなく冬の省エネ・節電対策にもつながります。
いずれも、いますぐできる節電対策として効果を発揮してくれそう。気になるアイテムがあればさっそく取り入れてみてください♪
気になるアイテムは全て楽天ROOMに掲載中なので、ぜひチェックしてみて。
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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