沖縄料理といえば、沖縄そばにゴーヤーチャンプルー、ラフテーにじーまーみ豆腐などなど魅力的なものがたっくさん思い浮かびます。が、いざ沖縄グルメを全部食べたい!と思ったとき、どこへ行けば食べられるんだろう?
そんな疑問を那覇市在住の友人にぶつけてみたところ「居酒屋いけばだいたいの沖縄料理が食べられるよ」との返答が。
おお、なんか盲点だったかも。
せっかくなので、友人がおすすめしてくれた地元の方々もよく訪れるというお店で、いろいろ食べてきました。
【県庁前駅「島酒場 琉炭」】
訪れたのは、ゆいレール「県庁前駅」から徒歩3分ほどのところにある「島酒場 琉炭」。琉球料理と炭火焼にこだわったお店とのことで、島酒(泡盛)の種類も豊富だそう。友人が会社の人やお客さんとよく行くお店とのことで、期待大!
【琉球料理がめちゃ充実】
さっそくメニューを開いてみると「うちなーむん(沖縄のもの)」として海ぶどうや島らっきょう、じーまーみ豆腐などがあるほか、もずくキムチにゴーヤーチャンプルーにラフテーなど、食べたい琉球料理がズラズラ並んでいます。
「海盛」としてお刺身メニューもあり、これはどれを注文するか悩ましいですぞ……!
【琉球料理をいろいろ注文してみたよ】
・海盛(お刺身盛り合わせ)
まずはお刺身食べたいよね!ってことで注文。全体的にムチムチっとした食感で、食べ慣れたお刺身と全然違うのが面白~い!
あきらかに皮目の色が青いお刺身にもびっくり。こちらはイラブチャー(ブダイ)。南のお魚って感じ!
・ラフテー
続いては外せないラフテー。ツヤッツヤのてりってりです。皮部分が薄く残っているのが特徴かも。
脂の層がかなりしっかりあるのに臭みもくどさもまったくなく、むしろあっさりしてます。
いわゆる角煮とはまた別物でした。美味しい~っ!
・たこ明太
島だこを明太子で和えた琉球珍味とのことで注文。たしかに「いか明太」は食べたことあるけど「たこ明太」は初かも。添えられているのはチーズ。
明太子の辛味がピリッときいたプリップリのたこが、チーズと合う合う~!
・もずく酢
沖縄産のもずく、有名なだけあって普段食べているカップ入りもずく酢とは全然違いました。
もずくが1本1本、太くてしっかりしてるんですよ~! チュルッと飲む感じではなく、しっかり噛み応えあって最高。
・島らっきょうの天麩羅
揚げたてホックホク! これ、美味しすぎてパクパクパク~って食べちゃいました。こういう食べ方もおいしいんだなあ。
・そーみんちゃんぷるー
シメの炭水化物として注文。具材はもやしとニラとツナかな? 薄味なんだけど鰹節の風味がしっかり!
茹で方なのか炒め方なのか、素麺のコシがちゃんと残っていて美味しい。ツナも自家製っぽくて、しっかりと魚の身として味わえました。
【この日1番気に入った「うむくじ」】
最後にご紹介したい料理が「うむくじ」。
名前を知ったのも食べたのも、この日がはじめてです。名前からだとどういう料理か想像もつかないし、見た目も地味なんですが……これがもう、めちゃくちゃ美味しかった!!!!
マッシュした紅芋を揚げたもので、いわば沖縄版いももち。「うむくじ」=「芋くず」で、サツマイモのデンプンのことなんだとか。小腹が空いてるときにスーパー行くとつい店頭の焼きいも買っちゃう私のようなオイモスキーには、猛烈にハマるお味でした。
あまりに美味しかったので、このあとの滞在中もスーパーやコンビニでワンチャンお惣菜コーナーにうむくじがないか探したのですが、見つけられず。東京に帰ってからも、冷凍で売られているものを注文しようか悩む日々です。本当にみんなに食べてほしい。
【いろいろ食べられてちょうどいい◎】
旅先だとついつい「ご飯屋さん」をチェックするので「居酒屋」という発想があまりなかったのですが、今回訪れた「琉炭」はちょうどいい量でいろんな琉球料理が食べられて、しかも全部美味しくって大正解でした。
特定の料理を食べに専門店へ行くのも旅の醍醐味ですが、こうした地元密着型の居酒屋に行く楽しさも改めて感じられてとても良かったです。教えてくれた友人に感謝! もし那覇エリアで観光されるならぜひぜひ行ってみてくださいね~っ。
■島酒場 琉炭
住所:沖縄県那覇市久茂地1-2-1 Y’sビル1B
電話:050-5484-4304
アクセス:ゆいレール「県庁前駅」徒歩3分
那覇空港から車9分
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch
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