夏から秋にかけてやってくる “お祭りシーズン” 。

全国各地で趣向を凝らしたお祭りが開催されておりますが……宮城県・仙台うみの杜水族館「蟹祭<カーニバル>」の様子がちょっぴり(かなり)おかしい。


読んで字のごとく “カニのお祭り” のようなんだケド、「人類カニ化計画」だの「あなたもカニになれる」だの、摩訶不思議なワードがずらりと並んでいるんですよ。いやあの、いくらなんでも奇祭すぎません?

【謎多き奇祭】
名前からしてパンチがありすぎる「蟹祭<カーニバル>」。仙台うみの杜水族館の開館10周年をお祝いするイベントなのですが、そもそも、なぜ「カニ」なのでしょう。

その謎を解くためにアマゾンの奥地、ではなく水族館公式サイトを探ってみたところ、このような記載がありました。

「カニは、勝利や厄除けの象徴。ハサミはピースサイン。そして、何度も脱皮を繰り返しながら成長する姿は、10周年を機に新たな一歩を踏み出す水族館の姿とも重なります」

う~む。わかったような、わからんような(笑)。

しかもイベントのコンセプトは「人類カニ化計画」なのだそう。一説にある「カニ=生きものの進化の終着点」からインスパイアされてるようですが、発想が高度すぎて……!!

【どんなイベント? 常軌を逸した偏愛企画が目白押し】
それではここからは「蟹祭<カーニバル>」について深掘りしていきましょう。

■その1:カニの中に入っていく特別展示室
擬態するカニ・猛毒をもつカニ・海底を俊敏にもぐるカニなど、個性豊かな25種類を展示するエリア。なんと空間全体がカニを連想させる形状になっているそうです。
キミもカニの中に入ってみないか。

■その2:ハサミを見ればカニがわかる「かたちで読み解く種名板」
カミソリ型、缶切り型、万能型、スプーン型、トング型など、カニの種類をハサミのかたちで分類して紹介する種名板(=パネル)を展示するエリア。カニのハサミは、棲む場所や暮らしに合わせてまったく違うかたちをしているのだそう!

■その3:カニになれるプログラム
館内にいるカニを探す「カニ探しカード」をゲット+「カニおめん」を付けてカニになりきれるプログラムを用意。カニ探しカードをクリアすると、カニの知識がどんどん深まる「カニコレクションカード」をプレゼント。

これらに加えて、常設展示ではさまざまな環境で暮らすカニたちを展示。カニ炒飯(!)などをラインナップしたオリジナルフードも販売するようです。

いやはや、なんというマニアックぶり。でも私、こういう攻めた企画キライじゃないよ。

【いつ開催?】
2025年7月19日から8月31日まで開催されている「蟹祭<カーニバル>」。

人間とカニとの意外なつながりを発見し、カニの魅力を知り、カニの気持ちを味わっちゃいましょう。夏休み最後の思い出づくりにもいいかも!

参照元:仙台うみの杜水族館、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch

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