※本稿は、末永雄大氏のYouTubeチャンネル「すべらない転職エージェント」の一部を再編集したものです。
■「特にありません」で面接を終えてはいけない
転職面接の最後には、必ず「何か質問はありますか?」と面接官から“逆質問”があります。これは一種のテンプレのようでいて、実はとても重要なウエイトを締めています。「特にありません」で済ませることがないよう、しっかり対策しましょう。
逆質問は「会社のことをもっと理解したい」という姿勢の表れであり、面接官に好印象を与えます。逆にいえば、「特にありません」で終わらせてしまうと、会社や仕事への関心が薄いと受け取られかねません。「うちで働く気がないのではないか」と判断され、志望意欲が低いと見なされて不採用になる可能性があります。実際に、逆質問をしなかった方の結果を見ると、「志望度が低い」という理由で不採用になっているケースは少なくないのです。
また、自分をアピールするためだけでなく、企業のことをより深く知るためにも役立ちます。内定後にオファー面談の機会を設けてくれる企業もありますが、基本的には面接で得た情報をもとに入社するかどうかを判断しなければなりません。不安に感じていることや実際に働くうえで気になることは、できる限り面接中に解消しておくべきです。
とはいえ、「何を質問すればいいかわからない」という方も多いかもしれません。そこで本稿では、どうしても何も思いつかないときに“使える”逆質問を5つご紹介します。
■入社後に「何を頑張ればいいか」を確認する
①「入社後の評価基準を教えていただけますか?」
1つ目は、評価の考え方についてです。入社後にどれほどの実績を出せば評価されるのかを知ることで、無理なくパフォーマンスを発揮できる環境かどうか、会社として何を重視しているのかを把握できます。また、自分が大切にしている働き方の価値観と合っているかどうかも判断できます。
たとえば営業職であれば、ノルマの水準を知ることで日々の働き方をイメージしやすくなります。ITエンジニアであれば、上流工程を経験しないと評価されないのか、それともスペシャリストとして開発を続けても昇給できるのかを確認しておくことが重要です。
これを聞かずに入社してしまうと、想定以上のノルマに追われたり、「自分はずっと開発に携わりたいのに、上流工程をやらないと年収が上がらない」といったミスマッチが生じることもあります。
ただし、いきなり「評価の考え方を教えてください」と聞くだけでは、面接官に「それを知ってどうするの?」と思われかねません。質問する際は、目的を添えるようにしましょう。「入社後にしっかりと成果を上げていきたいと考えています。どのようにパフォーマンスを高めていけばよいか知っておきたいので、評価の考え方を教えていただけますか」といった形で伝えると、「入社後に積極的に努力してくれそうな人だ」とプラスの印象を持ってもらいやすくなります。
■面接官個人への質問は効果的
②「○○様ご自身は、仕事においてどのようなやりがいを感じていらっしゃいますか?」
2つ目は、面接官自身が仕事にどんなやりがいを感じているかを聞くことです。逆質問の中でも、面接官個人に向けた質問は非常に効果的です。
面接に出てくる人は直属の上司になる可能性が高いため、価値観が合うかどうかは働くうえで重要なポイントになります。面接官が何にやりがいを感じ、何を実現したいと思って働いているのかを知ることで、一緒に働くイメージが具体的になります。また、やりがいを聞くことで業務の魅力も鮮明になり、想像していた仕事内容とのギャップがないか確認することもできます。
もし面接官自身が中途入社の場合は、入社を決めた理由を聞いてみるのもよいでしょう。最終的な意思決定の参考になります。
ただし、中には自分自身のことはあまり話したくないという方もいます。「差し支えなければ」などとひと言添えてから質問するとスムーズです。
■「長く働く意欲」を示しつつ将来像を確かめる
③「入社後、どのようなキャリアパスを歩むことができますか?」
3つ目は、入社後のキャリアパスについてです。長く働いた場合にどのような仕事を任されるようになるのかを知ることで、自分の将来像をイメージしやすくなります。
ポイントは、単に「キャリアパスを教えてください」と聞くだけでなく、自分がどうなりたいのかを伝えたうえで、それが実現できるキャリアパスが用意されているかを確認することです。
まだ具体的なビジョンが固まっていない場合は、「将来どのようなキャリアパスを歩めるのかを知りたいので、営業部のキャリアパスについて教えていただけますか」といった聞き方でも問題ありません。
キャリアパスを質問された面接官は「長期的なキャリアを知りたいということは、長く働いてくれそうだ」「将来の目標から逆算して行動できる人だ」と感じ、評価も上がる可能性があります。
■悪印象を与えずに残業の実態を聞き出す
④「1日の業務の流れについて教えていただけますか?」
4つ目は、1日の仕事の流れについてです。入社後の働くイメージを具体的につかむのに効果的な質問です。
たとえば営業職であれば、1日に何社ほど訪問するのか、商談以外にどんな業務があるのか、事務作業の量はどれくらいかといったことが把握できます。面接官からも「入社後の働き方を具体的にイメージしようとしている」と受け取られやすく、入社意欲の高さをアピールできます。
この質問のもう一つのメリットは、面接では直接聞きにくい残業時間についても、自然な流れで確認できる点です。残業時間や福利厚生、有給消化率、給与などは、面接中に直接尋ねると「業務よりも待遇目当てなのでは」と思われる恐れがあり、悪印象につながりやすいとされています。
しかし1日の仕事の流れを聞く中で「何時ごろにお帰りになることが多いですか?」「出社は何時ごろですか?」と自然に続けることで、悪印象を与えずに残業の実態を聞き出すことができます。内定前に残業時間を知りたい場合は、この質問をしてみることをおすすめします。
■役職者との最終面接でしか聞けないこと
⑤「差し支えない範囲で、今後の事業戦略についてお聞かせいただけますか?」
5つ目は、会社の今後の事業戦略についてです。
これまでご紹介した4つの質問は現場の業務に関わるものであり、事業部長以下の役職者に聞いても明確な回答が得られないことがあります。逆に事業戦略は現場レベルでは把握していないケースも多いため、一次面接では避けましょう。
面接の場に誰が出てくるかによって、質問の内容を使い分けることは大切です。現場の担当者が出てきた一次面接では業務に関連することを、事業部長以上が出てくる最終面接では経営や事業に関することを聞くのがよいでしょう。
事業戦略を確認する目的は、キャリアパスの確認と似ています。会社が目指す方向性と自分のキャリアプランにギャップがないかを見極めるためです。「自分がやりたいと思っている事業が縮小傾向にある」といったことが事前にわかれば、入社後のミスマッチを防げます。
もう一つ、この質問には大切な意味があります。それは、経営陣が会社の将来を本気で考えているかどうかが見えてくる点です。事業戦略をうまく答えられない会社は、目の前の業務だけに追われている可能性があり、中長期的な視点を持たないまま経営が行き当たりばったりになるリスクがあります。
ただし、事業戦略は機密事項にあたる場合もあります。
逆質問は、自分をアピールする場であると同時に、入社後のミスマッチを防ぐための大切な機会でもあります。確認しておきたいことは、面接の場でしっかり聞いておくようにしましょう。
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末永 雄大(すえなが・ゆうた)
アクシス株式会社 代表取締役CEO
リクルートキャリア、サイバーエージェントを経て独立。2012年より「自立型人材の育成」を軸に、転職支援・キャリア支援事業を展開。YouTubeチャンネル「すべらない転職エージェント」は登録者数8万5000人超。転職メディア「すべらない転職」編集長としての情報発信に加え、個人向けキャリアコーチングサービス「マジキャリ」、成長ベンチャー向けマネジメント育成サービス「マネディク」を運営。
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(アクシス株式会社 代表取締役CEO 末永 雄大)

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