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ブラームスはバッハ、ベートーヴェンとともに「3大B」と称されるドイツの作曲家。1833年、ドイツ北西部の港湾都市ハンブルクで生まれました。コントラバス奏者だった父親から手ほどきを受け、早くから才能を示しましたが、家は貧しく、10代のころは居酒屋などでピアノ演奏をし、家計を助けました。20歳のとき、作曲家シューマンを訪ね、作品を自ら演奏してみせたところ、絶賛され、世に出るきっかけとなりました。
ピアノ・ソナタや歌曲などから作品を生んでいきましたが、もっとも大規模な交響曲はなかなか完成しませんでした。シューマン家を訪ねた翌1854年、21歳のとき交響曲第1番に取りかかっていますが、推敲に推敲を重ね、完成したのは21年後。これは何事にも慎重なブラームスの性格ゆえ。しかし、初演は大成功、当時の大指揮者ハンス・フォン・ビューローに「この曲はベートーヴェンの交響曲10番である」と非常に高く評価されました。
ブラームスは、モーツァルト、ベートーヴェンとともに日本人が大好きな作曲家の1人。短調が多く、ほの暗さや陰りがあるような音楽です。そうした特徴がブラームス愛好者をひきつけてやまない理由ではないか、という指摘もあります。
発 行:産経新聞社
発 売:日本工業新聞社
定 価:1030円(税込み)
お問合せ:モーストリー・クラシック編集室 ☎03-3243-8503
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