
アクアマリンふくしまで採集した新種の深海魚が「オトヒメコンニャクウオ(乙姫こんにゃく魚)」として、公表されましたのでお知らせいたします。(生存個体はなく、展示は行っていません。)
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1 公表日
2020年2月
2 採集場所
北海道知床羅臼沖200-300m エビ籠漁
3 名前
標準和名:オトヒメコンニャクウオ
学名 :Careproctus shigemii
4 生態
体長の半分ほどにもなる長い胸びれが特徴です。この胸びれをひらひら動かしながら泳ぎ、エサを探します。
エサであるエビが多く住む岩場で確認され、普段は流されないように、大きな吸盤で岩にくっついています。
5 詳細
オトヒメコンニャクウオは、これまで近縁種のハゴロモコンニャクウオと同種と考えられていましたが、色彩の違い、感覚孔の数の相違、遺伝的な距離があることなどから、京都大学の甲斐嘉晃博士とアクアマリンふくしまの共同研究によって、日本魚類学会の英文誌に新種として公表されました(Matsuzaki et al.,2020: Ichthyological Research