■会期:2020年9月9日(水)~15日(火)
■会場:西武池袋本店 6階 西武アート・フォーラム
※最終日は、当会場のみ午後4時にて閉場いたします。


島岡達三氏(1919~2007)は学生時代に訪れた日本民藝館で民藝の思想に出会い、卒業後その中心的存在であった濱田庄司の薫陶を受けたのち益子に築窯します。
独自の道を模索する中で、古代土器の標本複製制作に携わった経験などから、父親の生業である組紐を用いた縄文と李朝朝鮮の彫三島の技法を合わせた「縄文象嵌」を創案、1996年に重要無形文化財保持者(民藝陶器・縄文象嵌)に認定されました。多彩なバリエーションに発展した縄文象嵌の作品は、氏の人柄が偲ばれる温和な雰囲気を持ち、愛陶家を魅了してやみません。本展では貴重な作品100余点を展覧します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/31382/622/resize/d31382-622-684681-0.jpg ]


「灰被縄文象嵌壷」
サイズ:径26.0×高さ32.5cm 
価格:1,540,000円
窯内での自然釉に覆われ、景色となりました。土も混じりけの少ない素直で良い土が豊富に採取出来た頃の物だと思います。(島岡 桂氏談)


[画像2: https://prtimes.jp/i/31382/622/resize/d31382-622-129274-1.jpg ]


「黒釉点文壷」
サイズ:径19.7×高さ21.8cm 
価格:550,000円
今展では最初期の頃の作品だと思います。シンプルで潔い感覚が民藝的です。当工房の屋根裏部屋に保管してありました。(島岡 桂氏談)


[画像3: https://prtimes.jp/i/31382/622/resize/d31382-622-283260-2.jpg ]


「窯変縄文象嵌懸花入」
サイズ:幅11.4×高さ16.0×奥行8.9cm 
価格:462,000円
焼成中に器体を自然釉で覆い、最後に炭を投げ入れ、器体をまだらに炭化させた作品です。(島岡 桂氏談)


[島岡 達三 profile]
1919年 組紐師・島岡米吉の長男として東京に生まれる
1940年 東京工業大学窯業科卒業後、故・濱田庄司の門に入る
1953年 益子に住居と登り窯を築く
1994年 日本陶磁協会賞金賞受賞
1996年 国重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受ける
1999年 勲四等旭日小授章受章
2002年 栃木県名誉県民(第1号)の称号を授与される
2007年 88歳にて逝去、従五位に叙せられる
2013年 益子町名誉町民の称号を賜る

仕事を始めて半世紀以上、縄文象嵌の技法をくり返してきたが常に新しい道をみつけ飽きることなく又、同じ表現でも年を重ねると共に年相応の変化が現れ興味がつきない
(島岡 達三氏・米寿のインタビューで)


西武池袋本店
〒171-8569
東京都豊島区南池袋1-28-1
電話:03-3981-0111(大代表)
営業時間:10:00~21:00(日・祝休日~20:00)*不定休
https://www.sogo-seibu.jp/ikebukuro/

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