
近年、がんを克服して、あるいはがんと共に社会生活を送れるようになってきました。それに伴い、がん患者への就労支援はだいぶ広がってきていますが、がん患者やそのパートナーへのがんやがん治療に伴なう性的側面をサポートする情報はまだほとんどありません。国民性もあるのだと思いますが、一般の性教育でさえ、まだまだ十分とは言えないのですから、ある意味仕方がないのかもしれません。
「がん患者なんだから」「がんを治してもらったんだから」。そのうえ、恋愛だの性生活だのなんて。がん患者もそのパートナーも無意識に考えがちです。もしかしたら、医療従事者もそう思っているかもしれません。そのような状況を少しでも変え、がん患者やパートナーが安心して性について語り合える社会になるように、この事業を進めていきます。2021年1月~2月にかけてCNJのウェブサイトで情報発信したり、少しでもパートナーとのコミュニケーションをサポートしたく、LINEのスタンプや個別相談が可能なアプリケーションをリリースしたりします。