~東証一部上場企業2,178社の非財務ビッグデータを分析・スコアリング~

AI(人口知能)を活用した非財務ビッグデータの調査、分析を行うサステナブル・ラボ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:平瀬錬司、以下サステナブル・ラボ)は、持続可能な世界を実現するために国連で定められた国際目標【SDGs】に対する各企業や自治体の本気度(貢献度・取り組み等)の“見える化”を進めています。
今般、サステナブル・ラボは、世界の日常を変え、2020年の流行語大賞にもなった概念である「3密」をこれからの日常を指し示すキーワードの1つと捉え、非財務ビッグデータを分析・スコアリングした結果を順位付けした「サステナビリティ3密ランキング」を発表することにいたしました。
サステナビリティ3密ランキングとは「環境負荷の密(企業)」、「社会保障の密(都道府県)」、「ダイバーシティの密(企業)」の3つの視点から企業や自治体のサステナビリティをスコアリングしたものです。今回は第三弾として、「ダイバーシティの密(企業)」ランキングを発表します。

サステナビリティ・トランスフォーメーションを促進する非財務ビッグデータ集団
昨今、企業経営を取り巻く環境変化の不確実性が一段と高まり、サステナビリティへの要請が高まっています。それに伴い、経済的利益の追求を最優先する時代から、経済・社会・環境のバランスを追求する時代へと世の中もビジネスもアップデートしはじめています。

その一方で、国連が制定した「SDGs(持続可能な開発目標)」が広まるにつれて、ブランディングやマーケティング目的でSDGsのロゴやサステナビリティ要素を利用する商品やサービスも増えているため、顧客や消費者は印象論で判断せざるを得ないケースや実態を把握できない状況が蔓延しています。

サステナブル・ラボは、非財務ビッグデータの専門家集団として「サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)※」の加速に向けて専門家からのアドバイスや知見をインプットしながら、非財務データバンクを日々アップデートしています。
そのデータを活用し、目立たないけれども環境・社会利益を多く生み出している企業や自治体に光を照らすこと、また、企業や自治体が、真に経済利益と環境・社会利益の創出を両立できる社会の実現を目指しています。

※サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX):
2020年8月28日に経済産業省が発表した「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会 中間取りまとめ」の中で提言された経営のあり方・投資家との対話のあり方。「企業のサステナビリティ(企業の稼ぐ力)」と「社会のサステナビリティ(将来的な社会の姿や持続可能性)」を同期化させた上で、企業と投資家の対話において双方が前提としている時間軸を長期に引き延ばすことの重要性を説いている。

サステナビリティ「3密」ランキング ~「ダイバーシティの密」スコアの高い企業編~
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大で、現代社会の都市や経済構造がパンデミックのリスクをはらんでいることが明らかになった一年でした。パンデミックとサステナビリティは本質的に関連していることから、今後ますますサステナビリティの重要性が高まるといわれています。

そのような中、2020年にもっとも世間にインパクトを与えたとして「3密」が流行語大賞に選定されました。
今回サステナブル・ラボが発表する「3密」ランキングは、サステナビリティに関する3つの要素をスコア化し順位付けしたものです。

その第三弾となる今回は「ダイバーシティの密」ランキングです。「ダイバーシティの密」スコアは、取締役会メンバーにおける女性の割合をはじめとしたダイバーシティに関する複数指標を比較可能にするため比率(密度)に変換したデータと、最年長取締役と最年少取締役の年齢差など企業の多様性に関する指標を複合的に解析したものです。ダイバーシティに富んでいる企業ほどスコアが高くなるように設計しています。本ランキングでは東証一部上場企業2,178社を対象にスコアリングし、スコアが高い企業上位20社を掲載します。


■サステナビリティ「3密」ランキング【ダイバーシティの密】
※ダイバーシティに富んでいる企業ほど高スコア、高順位
[画像: https://prtimes.jp/i/52578/22/resize/d52578-22-982592-0.png ]

※東証一部上場企業2,178社の非財務データを分析・スコアリングし、スコアの高い企業を掲載。


第一位の株式会社明光ネットワークジャパンは、取締役会メンバーにおける女性の割合などが対象企業の中で極めて高い水準にあり、総合スコアにおいてもトップとなりました。

第二位の株式会社ユーシン精機は、執行役員における女性役員の割合が高い点をはじめ複数指標で優れており、合計で高スコアという結果になりました。

第三位の株式会社IDホールディングスは、取締役会メンバーにおける女性の割合や執行役員における女性役員の割合などが上位で、総合三位となりました。

上位20社の業種は消費者サービス、消費財、小売などが多い傾向で、最終消費者との距離が近い企業においてダイバーシティが進展しているという特徴をみることができます。

一方の下位企業は機械・電気製品、素材・加工品、建設、輸送機器などの業種が多くみられました。これは業種の特性として女性就業者自体が少ないという理由が考えられます。


サステナブル・ラボは、強くて優しい企業や自治体を照らすべく、47都道府県および国内約2,200社の直近10年にわたる時系列データの解析を行っており、すでに多くの企業や機関投資家からデータ利活用のご相談をいただいています。さらに環境省や東京都に私たちの取り組みが評価され、支援プログラムにも採択されました。

SX時代の就職や移住、投融資のための新しい羅針盤として、多くの生活者やビジネスパーソンに我々のデータを身近に使っていただけるよう、非財務データバンク「テラスト」を来月オープン予定です。現在、メガバンク、大手証券会社、ハイエンド日本文化メディア、大手人材関連企業、有名ビジネスエグゼクティブメディア、大手外資データベンダーなど、私たちに共鳴して下さった仲間たちと日々ディスカッションを重ね、準備を進めています。どうぞご期待ください。

■会社概要
名  称 :サステナブル・ラボ株式会社
本社所在地:東京都千代田区大手町2丁目6-2 日本ビル4階
代表取締役:平瀬錬司
設立年月 :2019年1月
URL   : https://suslab.net/

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