老化による遺伝子変異が免疫異常の引き金に~独自に開発したアルゴリズムの活用にも期待~

老化による遺伝子変異が免疫異常の引き金に~独自に開発したアルゴリズムの活用にも期待~
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 千葉大学グローバルプロミネント研究基幹の小野寺淳准教授、千葉大学の中山俊憲学長らの研究チームは、米国のラホヤ免疫研究所(LJI)とカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)のAnjana Rao教授との共同研究で、TET遺伝子(注1)の欠損が免疫細胞に及ぼす影響について研究しました。その結果、TET欠損はゲノムの化学構造に異常をきたし、炎症を増悪させる効果があることが分かりました。
 これまでのヒトにおける研究で、老化に伴うTET2遺伝子変異と疾患の関連が報告されていることから、本研究の結果により、TET酵素の機能を補完することで老化が引き起こす炎症性疾患の治療に結びつくことが期待されます。
 本研究成果は、2021年6月22日に、学術誌 Genome Biologyで公開されました。


研究の背景

 免疫の働きによって起こる炎症反応には、病的なものと生体防御に重要なものの二種類があります。病的な炎症はアレルギーや自己免疫疾患などと関連し、生体防御に重要な炎症反応はウイルスや細菌などの感染症に対処するために不可欠です。老化により病的な炎症反応のリスクは高まり、生体防御のための炎症反応の機能は低下します。例えば新型コロナウイルス感染症での高齢者死亡率の高さの原因の一つは、加齢によって炎症反応の微調整が効かなくなることだと考えられていますが、この現象の詳細な機構については不明な点が多く、早期の解明が望まれています。

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