2022年1月14日、映画の制作に尽力したモスクワ・ジャパンクラブ事務局長の岡田邦生さんと一緒に、島根県立大学でロシア語を学ぶ学生や市民が映画を鑑賞しました。
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「イルティッシュ号の来た日」は日露戦争中に江津市和木町の沖で沈没したイルティッシュ号の乗組員が地元の人々によって救出された史実に基づくドキュメンタリー映画です。
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岡田邦生さんは「長年、日本とロシアをつなぐ仕事をしているが、4年前まではイルティッシュ号のことは知らなかった。日本の人が敵国ロシアの兵⼠を助けたという史実を通じ、日露交流史には多様なページがあることを、多くの人に知ってもらいたかった。」と、映画制作に奔走した熱意を語りました。
ロシア人兵士を救った和木町の住民の子孫で映画にも出演した小川斉子さんは「ロシアの方が涙を流して感謝してくれた。先人の遺してくれたものが2世代3世代の後世に恩恵をもたらす。」と2019年にロシアを訪問した際の感激を学生に語りました。
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上映会に参加したロシア人留学生のエブゲーニヤ・ニキチナさんは「100年以上前に島根県の人たちによって、たくさんのロシア兵の命が救われたことは奇跡。島根県立大学に来るまでは知らなかった。」と驚いていました。
島根県立大学国際関係学部国際コミュニケーションコースでロシア語を担当し、この映画の制作に携わったシローコフ ・ワジム教授は、「1906年から毎年開催されている『ロシア祭り』はイルティッシュ号の史実を語り継ぐユニークな国際交流イベント。ロシアとの縁が深い島根県でロシア語や日露関係を学び、将来は日本とロシアの友好に役立って欲しい。」と期待を込めました。
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