琵琶湖博物館の水族展示室内にある「マイクロアクアリウム」では、7月2日(土)より、生きた『ノロ(Leptodora richardi)』の展示を開始しました。
 マイクロアクアリウムの入り口で出迎えてくれている巨大な金属オブジェのモデルがノロです。
最大で2センチメートル近くになる一方で、飼育しようとすると、遊泳力が弱く、水面に張り付いたまま死んでしまうなど、長期飼育が難しく、これまでは夏季に採集された個体を展示するのみでした。
 今回、国立環境研究所の協力による飼育技術の提供と指導のもと、琵琶湖博物館でもノロの持続的な飼育が実現しました。普通のミジンコとは全然違うこの「見えない巨大ミジンコ」ノロの生きた姿を、ぜひ間近でご覧ください。

展示の見どころについて

『ノロ(Leptodora richardi)』とは?

[画像: https://prtimes.jp/i/58617/57/resize/d58617-57-d8b8098a2d5542518c45-0.jpg ]


・ミジンコ界の最大サイズ
 一般に大型のミジンコで5ミリメートルですが、ノロは最大で2センチメートル近くになります。

・ガラスのように透明な体
 ノロの身体は筋肉から内蔵までガラスのように透き通っているため、簡単には見つかりません。斜めから当てられているライトを駆使して、泳ぎ回るノロが見られます。

・名前の由来は鈍いから
 新日本動物図鑑によると、「ノロ」という名前の由来は「動きがゆっくりとしていて鈍いため」とあります。

・十文字型の変わった姿
 普通のミジンコとは、かけ離れた姿のノロ。他の水槽にいるミジンコの仲間と見比べてみると、違いがわかります。百聞は一見にしかず?

企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
編集部おすすめ