※NEDO:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
◆ 2023年度後半の完成・引渡しに向けて建造開始
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三菱重工グループの三菱造船株式会社(社長:北村 徹、本社:横浜市西区、以下、三菱造船)は、NEDOの「CCUS研究開発・実証関連事業/苫小牧におけるCCUS大規模実証試験/CO2輸送に関する実証試験」(以下、本実証事業)で活用する液化CO2(LCO2)輸送の実証試験船(以下、本船)の起工式を、船体船主である山友汽船株式会社(以下、山友汽船)立ち会いの下、本日、三菱重工業下関造船所江浦工場(山口県下関市)で行いました。
上記NEDO事業の業務受託者の1者である一般財団法人エンジニアリング協会が、山友汽船から本船を傭船、研究開発設備であるLCO2の舶用タンクシステムを搭載し、運用します。
起工式には山友汽船、日本ガスライン、川崎汽船が参加し、工期中の安全と無事の竣工を祈願しました。本船は今後、進水、艤装工事、試運転を経て2023年度後半に、CCUS (Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)を目的としたLCO2輸送船として引き渡される予定です。
CO2を回収して転換利用や貯留を行うCCUSは、カーボンニュートラル社会を実現するための有効な手段として注目されています。CO2の排出地と貯留地・活用地は離れていることが多いことから、CO2を安全かつ低コストで輸送する手段としてLCO2船は将来的な需要の拡大が期待されています。三菱造船は、本船の建造経験を生かし、当社グループが戦略的に取り組むエナジートランジションの事業強化につなげるとともに、CCUSバリューチェーン構築に必要なLCO2船に関する各種技術を開発していきます。
三菱重工グループではエナジートランジションの事業強化に戦略的に取り組んでおり、この一翼を担う三菱造船は、目指す成長戦略「海洋Future Stream」において、再生可能エネルギーと炭素循環による「海の脱炭素社会」、自律化・電化による「安心・安全な社会」を描き、海に関わるイノベーションの「知恵出し」とその「カタチ化」の実現を掲げています。その一環としてLCO2船の開発とその事業化を積極的に推進するとともに、海洋システムインテグレーターとして脱炭素化実現を目指していきます。
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■LCO2船イメージ動画
https://youtu.be/EEht1oGg5fU
■三菱重工業株式会社
ウェブサイト:https://www.mhi.com/jp
オンラインマガジン「SPECTRA」(日本語):https://spectra.mhi.com/jp
公式Twitter:@MHI_GroupJP
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