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非凡なクリエイターであるクリスチャン・ディオールの成功を受け、グランヴィルにあるクリスチャン・ディオール美術館は、ムッシュ ディオールが持っていた先駆的なビジョン、驚異的な独創性、大胆さを際立たせる比類なき空間演出とともに、メゾン創設者の壮大な足跡を振り返る新しい展覧会を開催します。『Christian Dior, Visionary Designer』と題された同展は、未公開作品のセレクションを通して、彼を象徴するさまざまな場所を巡る旅へと誘います。
「私が幼少期を過ごした家は、グレーの砂利を混ぜた柔らかいピンクの漆喰で塗られていた。この2色は今でもクチュールの中で私のお気に入りの色合いであり続けている」とムッシュ ディオールは記しています。イギリス海峡を見渡す崖の上に建つ、彼の思い出が詰まったレリュンブ邸は、魔法にかけられたかのような体験の始発点です。この手付かずの自然が残るエデンの園で、ムッシュ ディオールはセンスを磨き、芸術と装飾への愛情を育みましたが、とりわけ母マドレーヌとともに育んだ花と庭園への愛情が、最初のコレクションから彼のデザインへのインスピレーション源となりました。館内を巡るにつれ、数々のオブジェがムッシュ ディオールの青春時代を彷彿とさせ、スズランから羅針図、またスターに至るまで、迷信のテーマと常に結びついてきた、メゾンの永遠のシンボルの起源が語られます。アトリエでの生活の数々の瞬間をとらえたスケッチからスナップ写真までによって、魅惑のストーリーを物語る第2部では、ムッシュ ディオールの運命がパリで続いた1920年代初頭に始まるレ(エ)ボリューションの時代を探ります。
その建築とエレガントなライフスタイル、活気に満ちたエネルギーに魅了されたムッシュ ディオールは、自然にパリにメゾンを構えることにします。1947年2月12日、モンテーニュ通り30番地で、「ニュールック」とディオールの名が歴史に刻まれます。この成功によって証明されたアヴァンギャルドなスピリットは、「女性の全身を“クリスチャン ディオール”で着飾らせたい」というムッシュ ディオールの願いを反映した、この邸宅の1階にオープンしたブティック「コリフィシェ」によっても体現されました。海を越えて素晴らしい冒険が繰り広げられる同展の最後の寄港地となる第3部では、世界中で築き上げられたクリエイティブな対話にオマージュを捧げ、ロサンゼルスからメキシコ、アテネを経由してマラケシュに至る魅惑的なクルーズのショーにスポットライトが当てられます。メゾンのスタイルとさまざまな文化に注がれた情熱への遊牧民的な賛歌として、特に「ソワレ ダズィ」、「オワゾー ブルー」、「ソワレ ペルサーヌ」といったルックがミニチュアで再現されています。この魅力あふれる回顧展は、同館やディオールのヘリテージ コレクション、またグランヴィル美術歴史博物館やプライベート コレクションからの、写真や象徴的なシルエット、数々のオリジナル資料など、貴重なアーカイブによって彩られます。
メゾンの遺産と不朽の作品、ムッシュ ディオールの飽くなき好奇心を讃え、ディオールの夢をこれまで以上に永続させる、唯一無二の展覧会です。
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概要
『Christian Dior, Visionary Designer』展
2024年4月6日~11月3日
クリスチャン・ディオール美術館 (ヴィラ レ リュンブ)
住所:1 rue d'Estouteville, 50400 Granville

開館時間
9月30日まで:毎日午前10時~午後6時30分
10月1日以降:午前10時~午後12時30分、午後2時~午後5時30分
(火曜日~日曜日、フランスの学校休暇中は毎日)

入館料
ユーロ10割引料金:ユーロ712歳未満、ジャーナリスト、ICOM会員、MuseoPass会員、Presence de Christian Dior協会会員は無料。
オンライン予約:www.musee-dior-granville.com

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【お問合せ先】
クリスチャン ディオール
TEL:0120-02-1947

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