MSDでは、グローバルのNPO支援プログラムとして、妊娠や出産に関連した要因による女性の死をゼロにすることを目指す「MSD for Mothers」を2011年から展開し、日本をはじめ世界各国で165以上のパートナーと連携し、これまでに70カ国以上で200件以上のプロジェクトを支援してきました。
日本からは、ぷれいす東京によるLGBTQ+の性の健康支援事業「“CONSENT”プロジェクト」が選出されました。日本国内で暮らすLGBTQ+の方々は一般的に、自分の性指向・性自認や性行動について医療従事者と話し合うことに消極的である傾向があり、医療アクセスを含めた性の健康のニーズについてはあまり知られていない現状があります。本事業では、日本全国のLGBTQ+当事者グループとの協働でニーズ調査やプログラム立案、LINEチャットによる相談窓口の設置や、性の健康に関する最新情報の提供を予定しています。本事業を通じ、性の健康を自分たちの問題として捉えてもらうことを支援し、HIVを含む性感染症の検査や治療などへのアクセスが改善されることを目指します。「このプロジェクトを通して、LGBTQ+コミュニティの横の連携を強化し、アンメットニーズ(Unmet Needs)を確認しながら、医療サービス提供者にもフィードバックすることを通して、誰も取り残されない社会の実現に貢献できたらと願っています。」と、ぷれいす東京代表の生島 嗣は述べています。
MSD代表取締役社長のカイル・タトルは、「今回、当社がグローバルで新たに展開するSolutions for HealthyCommunitiesプログラムの支援先として、ぷれいす東京が日本から選ばれたことを大変喜ばしく思います。LGBTQ+等セクシャル・マイノリティの方々が十分に受け入れられる職場づくりを積極的に推進している企業として、本プログラムを通じて日本のLGBTQ+の方々の健康を一層サポートできることは大変意義深いと考えています。MSDは、責任ある企業市民として今後も積極的にCSR活動に取り組んでまいります」と述べています。
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MSD について
MSD(Merck & Co., Inc., Rahway, NJ, USAが米国とカナダ以外の国と地域で事業を行う際に使用している名称)は、「最先端のサイエンスを駆使して、世界中の人々の生命を救い、生活を改善する」というパーパスのもとに結束し、130年以上にわたり、重要な医薬品やワクチンの開発を通して人類に希望をもたらしてきました。