生成AIやLLMO(Large Language Model Optimization)時代におけるSEOのあり方

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Ahrefs TOKYO MEETUP 2025

2025年5月22日(木)、WeWork リンクスクエア新宿にて開催された「Ahrefs TOKYO MEETUP」に、世界へボカン株式会社の徳田祐希が海外SEO Ahrefs公式アンバサダーとして参加いたしました。

本イベントでは、生成AIやLLMO(Large Language Model Optimization)時代におけるSEOのあり方や、Ahrefsの活用法について、業界を牽引するプロフェッショナルたちが熱い議論を交わしました。


Ahrefs TOKYO MEETUPレポート
https://www.s-bokan.com/news/post-41630/
イベントアジェンダ- Ahrefs 日本マーケティング統括のTAKA氏のウェルカムスピーチ
- Ahrefs CMO Tim氏の「AIはSEOにどんな変化をもたらすのか?」
- LANY 竹内氏の「LLMO時代の到来」
- SEO研究チャンネル平氏の「2025年のAhrefs活用」
- LIVE Q&Aセッション
- ネットワーキング

当レポートでは、Ahrefs CMO Tim氏のプレゼンテーション内容にフォーカスし、これからのSEOと生成AIの関係性、そしてマーケティング現場での具体的な活用法についてお届けします。
Tim氏のセッション:AIはSEOにどんな変化をもたらすのか?Tim氏の講演は、以下の3つの疑問を軸に展開されました。
- AIによって検索トラフィックは死滅してしまうのか?
- AI Chatbotからどのようにトラフィックを得るのか?
- AIを活用して、マーケティングの効果を10倍にする方法とは?

1. AIによって検索トラフィックは死滅するのか?答えは「No(いいえ)」です。
多くのマーケターがAI OverviewやChatGPTなどの台頭により、自然検索のクリック率(CTR)が下がっていることを懸念しています。実際、AIO導入によるCTR低下を示す報告も相次いでいます。
しかし、MozのRand Fishkin氏の分析によれば、2024年のGoogle検索は前年比で20%成長しています。さらに、Google検索はChatGPTの373倍も多く利用されているというデータが提示されました。
2024年時点での検索エンジンシェアにおいて、Googleは依然として93.57%を占め、ChatGPTはわずか0.25%。これらの数字は、検索の中心が今もなおGoogleであることを明示しています。
2. AI Chatbotからどのようにトラフィックを得るのか?ここで注目されたのが「AI Overviewのクリック奪取問題」です。
Googleは、広告・強調スニペット・People Also Askなどを通じて従来からCTRを下げてきましたが、AI Overviewの登場により、さらに情報が検索結果上で完結し、クリックが奪われる傾向が強まりました。
Ahrefsの調査によると、18,000のキーワードを対象とした分析で、AI Overviewが表示されていたのはわずか13%。
そのほとんどがインフォーメーショナルクエリ(情報収集型)でした。この結果から導かれるのは、「クリックを期待するのではなく、AIに“言及”されることが重要」という戦略です。
Tim氏は「今後はChatGPTでどのようにメンション(言及)されるか?」を意識することが、ブランドの流入チャネルを拡大する鍵であると語りました。Ahrefsが開発した「Brand Radar」では、自社ブランドがAIによってどの程度言及されているかを把握することが可能です。
例えば“SEOツール”というトピックにおいて、Ahrefsが言及される確率は27%に達し、その存在感の強さがうかがえます。今後はChatGPTやPerplexityなどのAIプラットフォームでも、ブランド言及のデータ収集が可能になる予定です。
3. AIを活用してマーケティング効果を10倍にする方法とは?Tim氏は、Ahrefsが90万ページを対象に実施した調査結果をもとに、AIの活用実態について言及しました。
- 完全AI執筆:全体の2.5%
- 完全人間執筆:全体の25.8%
- ハイブリッド(人×AI):全体の71.7%

この結果から、AIを補助的に使いながら高品質なコンテンツを構築するスタイルが主流であることが明らかにされました。Ahrefs内にもAIによるライティングアシスタント機能が搭載されており、構成や文章の改善に活用可能です。とはいえ、「ボタン1つで完璧な記事が完成する時代」はまだ遠く、あくまでAIは“編集者”や“補助者”として活用するのが最適だとTim氏は述べました。
Tim氏のセッション:まとめ- ChatGPTの検索数は、Googleの373分の1
- Google検索数は2024年も20%成長
- AI Overviewによって35%のクリックが失われている
- これからはAI Chatbotが主要チャネルになる
- AIを活用したコンテンツ改善が常識になる
- 最終的には「AIにメンションされるブランド」になることが最大のSEO施策になる

今後の展望と学びセッション終盤では、竹内氏(LANY)と平氏(SEO研究チャンネル)からも、LLMOに対する実践的なアプローチや考え方が共有されました。
- LLMO時代は「クリックされる」から「信頼される」へ
- トラフィック獲得よりも、AIによるブランド認識をどう獲得するか?
- 今後のSEO施策は「AIにも読まれる設計」を意識する必要がある

世界へボカンとしての見解世界へボカンでは今後、越境ECや海外マーケティング支援においても、LLMOの考え方を取り入れ、AIから言及されるブランド作り・コンテンツ戦略に注力してまいります。

「AIが検索の主役になる時代」に向け、AIに選ばれ、信頼され、紹介される存在になるための支援を強化してまいります。
最後にAhrefs社のみなさま、素晴らしいイベントの開催ありがとうございました。
生成AIの台頭により、これまでのSEOの常識が大きく変化しつつある中で、本イベントは今後の方向性を見定める貴重な機会となりました。今後も世界へボカンでは、海外WebマーケティングやAI時代のSEOに関する情報発信・実践支援を続けてまいります。
世界へボカン株式会社 会社概要英語圏の越境EC・BtoBマーケティングに特化したWebマーケティング会社として、「日本の魅力を世界へ届ける」というミッションのもと、海外進出を目指す日本企業を支援しています。
- 会社名:世界へボカン株式会社
- 代表取締役:徳田 祐希
- 所在地:東京都豊島区東池袋4-39-1 ナルハマビル3F
- 設立:2014年8月28日
- 事業内容:海外ウェブマーケティング事業
- URL:https://www.s-bokan.com

世界へボカン株式会社 サービス一覧- 海外市場調査(グローバルリサーチ)・戦略立案
- 越境EC(海外向けWebサイト)改善コンサルティング
- 海外向けBtoBデジタルマーケティング支援
- 海外/英語(グローバル)SEO対策支援
- 海外(英語)向けコンテンツマーケティング支援
- 訪日インバウンドマーケティング戦略コンサルティング
- 越境EC支援(グロースハックソリューション)
- Shopify越境ECサイト制作/構築
- 海外向けBtoB英語サイト(ホームページ)制作
- 海外(英語)リスティング広告運用代行
- 海外向けSNS(Instagram)運用代行
- 英語翻訳・コピーライティング

<本件に関するお問い合わせ窓口>- 世界へボカン株式会社:徳田 祐希
- メールアドレス:consulting@s-bokan.com
- 電話:03-5207-2780
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