BEST株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大澤 竜、以下当社)は、皆さまの暮らしのお困り事を解決するため、「BEST365」では、生活に役立つ正確かつ有益な情報を日々発信しています。
当社が運営する水回りトラブルのご相談において、収集したデータ(2023年1月から2025年3月に当社サービスにお問い合わせのあった9,929件のデータ)を集計・分析し、水回りトラブルにおけるトラブル内容、発生箇所についてのデータを公開します。
【調査概要】
調査対象:当社サービスに入電のあった9,929件
調査期間:2023年1月~2025年3月
調査機関:自社調査
調査・集計方法:単純集計、クロス集計
水トラブルの水漏れ・詰まりが7割以上を占める結果に
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141031/8/141031-8-39dde8e076e7c352774bb2beab97b2e9-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
有効回答数7,002件のうち、最も多かったご相談内容は「水漏れ・詰まり」に関するもので、割合としては74.54%を占めていました。
<ご相談の件数・1位> 水漏れ・詰まり:5,219件(74.54%)
・トイレの床が濡れている
・キッチン水栓の根元から水漏れ
・シンク下から水漏れ
・洗面台の排水口の詰まり
水漏れは、主に部品の不具合(パッキンなどのズレ・劣化)や、排水管の老朽化が原因で発生する傾向があります。毎日、水流によって徐々に摩耗していき、水圧の影響で変形・腐食していくためです。
また、排水口や排水管の内部が詰まっていることが原因で、漏水する場合もあります。
実は、水回りは定期的に掃除していても、見えない部分にある汚れや配管の老朽化などにより、詰まってしまうことが多いのです。
一般的な排水管は、排水トラップと呼ばれるS字状のカーブを描く構造をしています。カーブしている箇所に水を貯めることで、臭いや害虫の侵入などを防止する役割を果たしているのですが、どうしてもこの部分に汚れや異物が蓄積し、詰まりやすくなってしまいます。
また洗面台・キッチン・浴室は、石鹸カス・髪の毛・油などの汚れが蓄積しやすいため、これらの要素が原因でヌメりが生じたり、排水管の奥のほうで詰まったりすることも。
トイレの場合は、オムツや尿取りシートなどの異物をうっかり流してしまったご家庭も多くありました。
<ご相談の件数・2位> 水栓・パッキンなどの部品の不具合:480件(6.86%)
・トイレのレバーが動かない
・キッチンの蛇口が取れてしまった
・水漏れはしていないが、排水管の防臭パッキンが劣化している
水栓・レバーは頻繁に使うため摩耗や緩みが生じ、経年劣化しやすい部位といえます。本体だけではなく、内部のコマパッキンが老朽化したことにより不具合が発生することもあります。
水栓に限らず、水回りにはさまざまな箇所(排水管や浴室ドアなど)にゴムパッキンが使われており、防水・防臭といった役割を果たしています。パッキンが古くなると密閉性が弱まり、水漏れや異臭の発生につながるため、パッキンの緩みを発見した時点でご相談いただくケースもありました。
なお、その他のトラブルとしては「(温水洗浄)便座などの設備の不具合」、凍結や老朽化による「配管の破裂・不具合」も比較的発生しやすいようです。
水トラブルの42%がトイレ、台所が18%という結果に
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141031/8/141031-8-fdaa07786539bf11e85657baabfd1cc5-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
最もご相談が多かった箇所はトイレです。有効回答数6,163件のうち2,633件と、全体の42.72%を占めています。
次いでトラブルが多かった箇所は台所で、1,170件のお問い合わせがありました。
<トラブル発生箇所・1位> トイレ:2,633件(42.72%)
・便器の詰まり/完全に水が流れない
・タンクに水が溜まらない
・便器と床の隙間から水漏れ
トイレが圧倒的にトラブルが多い場所になる理由としては、1日の間の使用頻度が高いことや、汚物やトイレットペーパーという詰まりの原因になるものを流すことがあげられます。
また、上述したように、排水トラップ(配管のS字カーブの箇所)に固形物が蓄積しやすい、水栓・レバーの部品が劣化しやすいという、構造的な弱点がある場所ともいえます。
さらに、大量のトイレットペーパーやお掃除シート、バリウムなどを流してしまったという、突発的なことが原因で詰まりが生じたご家庭もありました。
<トラブル発生箇所・2位> 台所:1,170件(18.98%)
・シンク下からの水漏れ
・水が流れない/流れにくい
・悪臭がする
台所は、油や食材などを扱う場所のため、排水口や排水管に汚れが蓄積し、悪臭も発生する傾向があるようです。
特に、冷えて固まった油に石鹸カスや食材カスが付着すると、排水口や排水管の中で塊となって落ちにくくなるため、配管の劣化や詰まりの原因となりやすいでしょう。
ちなみに浴室や洗面台など、どの箇所でも、水漏れや詰まりの発生が多い印象でした。
また部材(水栓レバーやパッキンなど)の経年劣化は避けられないといえるでしょう。
使用年数別では10~20年が最多!~40年までが多くを占める一方で築浅の発生件数も多い
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141031/8/141031-8-6f733ba68f3ec6f95e041f6d1325784d-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/141031/8/141031-8-a07e66c7144c921ff441079786ae7e43-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一般的に、水回り設備は本体全体なら10~20年程度、水栓や温水洗浄便座などの部品は約10年で経年劣化によるトラブルが発生しやすく、交換するのがよい時期といわれています。
実際にお問い合わせが多かったのも、設備の使用年数が10年以上や20年以上というケースです。
具体的には「トイレの水が流れない」「ウォシュレットから水が出ない」「洗濯機の吐水口から水漏れ」「洗面台下のパイプ付近から水漏れ」のようなトラブルが多く発生していました。
汚れの蓄積による詰まりなども考えられますが、設備や家電製品の老朽化が主な原因といえるでしょう。
ただし、交換して間もない時期など、使用年数が1~10年以下でも「トイレのレバーの動きが悪い」「キッチンのシンク下のホースから水漏れ」「洗面台の排水口の水が流れにくい」といったトラブルが発生した例も少なからずありました。
例えば、キッチンのシンク下からの水漏れの多くは、配管内部のパッキンの劣化や、接続部のナットの緩みが原因で発生しています。水圧などで負荷がかかり摩耗・劣化しやすいため、10年と経たずに不具合が生じることがあるためです。
また、スポンジなどの異物が排水口に流れてしまい、詰まりが生じたというパターンも見られました。
住宅設備の不具合は、経年劣化によるものだけではなく、使用状況や初期不良などのさまざまな要因があるため、一概に「何年でトラブルに遭遇しやすい」とは断言しがたいものです。
ただ誰もが「いつ、どのタイミングで水回りのトラブルに見舞われるか、わからない」ということは間違いないといえます。
いざという時に慌てずに済むよう、迅速に専門業者が手配されるサービスを把握しておくと安心です。
自分で直そうとした/直したが、失敗してしまった例も……
ご相談の内容として「ご自身で直そうとした結果、解決しなかった/悪化してしまった」というパターンも見受けられました(入電のあった9,929件中72件、全体の0.73%)。
<トイレの例>
・便器が詰まって水が流れず、自分でラバーカップで直そうとしたら悪化した
・トイレのタンクに水が溜まらず、自分で直そうとしたら水漏れしてしまった
・自分でトイレを購入して取り付けたが、繋ぎ目から水漏れが発生
・ウォシュレットを自分で付けたらポタポタと水が漏れてくる
・ウォシュレットのノズルから水が出ず、給水フィルターを自分で替えたが解決しない
・ウォシュレットを掃除しようと、ドライバーで給水フィルターを開けたら水が漏れた
<台所の例>
・水漏れの修理をしようとしたら、蛇口を折ってしまった
・排水口が詰まったため、ワイヤーを使って直そうとしたら、ワイヤーが引っかかり取れなくなった
・水栓レバーを自身で新しく取り付けたら水漏れしてしまったが、固くて取り外せない
・1ヶ月ほど前に自分で混合水栓を交換したら、最近になって床のほうから水漏れするようになった
<浴室の例>
・混合水栓を自分で取り付けようとしたら、ソケットごと抜けてしまった
・シャワー部分から水漏れしており、シャワーヘッドを自分で交換してみたが直らない
・シャワーから水漏れしていたのでパッキンを直そうとしたら、悪化してしまった
・排水栓が緩くなったため分解したところ、戻し方がわからなくなった
・蛇口の温度調整用の電池を交換しようとネジをはずしたら、ネジ山がつぶれて戻せなくなり、水漏れが発生
<洗濯機の例>
・凍結により水漏れしたため、自分で直そうと思い、パッキンを外すため一度蛇口の先を取った。その後、蛇口をはめても先が抜けてしまう
「費用をかけたくない」「今すぐに直したい」といった理由から、業者を呼ばずにご自身で直そうとする方も多いと考えられますが、水回りのDIYは失敗時にかえって深刻な被害を招く場合があります。
例えば、誤って部品を破損させて水漏れが悪化したり、使えなくなったりするケースがあります。こうなると、最初から業者に依頼した場合よりも多くの修理の時間と費用を要してしまいます。
本来、水回りの工事は難易度が高いものが多く、だからこそ職人や専門家がいます。たとえDIYで失敗しても、それは決してセンスの問題ではありません。
「おかしいな」と思ったら積極的にプロに相談することも、実は大事なことといえるのです。
問い合わせの相談中に、トラブルが解決した例もある
実は、お客様との電話対応中にトラブルが解決した例もあります(入電のあった9,929件中84件、全体の0.85%)。
<通話中に解決したトラブルの例>
・キッチンの排水口が詰まり、水が少ししか流れない
・トイレのボタンが元に戻らず、水が流れ続けている
・トイレのタンクに水が溜まらない
・トイレの水栓のネジが外れた
・浴室のシャワーヘッドからホースが外れた
人によっては、水道業者やポータルサイトへ相談することに抵抗があるかもしれません。「そのまま無理やり営業されるかも」「ぼったくりに遭うのでは?」「そもそも相談の仕方がわからない」といった不安から、なかなか問い合わせに踏み込めないことがあると思います。
ただ、当社にお問い合わせいただいたお客様の中には、通話中に問題が解決し、訪問や成約に至らなかった例があるのも事実です。
困ったことがあれば一人で悩まず、第三者に相談することも検討してみてください。
BEST365が目指すのは「自分でできること」と「業者に依頼すべきこと」の明確化
現在、DIYに特化したECサイト系のサービスや、施工業者への見積もり・工事依頼を推奨するポータルサイトなどが多数存在しています。
そのような中、当社のBEST365では、住まいのトラブルの対処法として「自分で解決できる場合」と「プロに任せたほうがよい場合」、どちらの内容も大事にした情報を発信しています。
専門家による記事監修や自分でおこなう方法をご紹介する際は図解を使用するなど、お客様のお悩みを解決できるようなコンテンツ制作を心がけています。
「できれば低コストで自力で解決したい」というお客様のニーズに応えるコンテンツを展開しながらも、プロでなくては対処が難しいケースもわかりやすく解説してまいります。また独自の品質基準をクリアした信頼できるプロの業者のご紹介もより一層強化してまいります。
水回りでのお困り事があった際には、ぜひお気軽に安心してご活用いただけますと幸いです。
【BEST株式会社について】
会社名:BEST株式会社
代表:大澤 竜
所在地:神奈川県横浜市
設立:2004年
事業内容:ライフメディア事業
URL:https://best24.co.jp
【本件に関するお問い合わせ先】
BEST株式会社:マーケティング部
Email: info@best-24.jp
URL:https://best24.co.jp/
▼新サイト
・BEST365:https://best365.best24.co.jp/企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000141031.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp