生成AIと協働する時代の新しいクリエイションを模索・追求

株式会社バスキュール(所在地:東京都港区、代表取締役:朴正義)は、アブストラクトエンジン(ライゾマティクス)の石橋素氏を2025年7月より外部執行役員として迎えたことをお知らせいたします。生成AIの普及により、コンテンツ制作だけでなく企業の組織形態や雇用そのものが根本から変わろうとしています。
私たちは価値あるアウトプットを生み出し続けるために、従来の企業の枠を超え、人間とAIが有機的に協働できる、新しいクリエイティブチームのあり方を模索しています。この新たな組織モデルを世界に示すため、石橋氏をパートナーとして迎えることにしました。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59561/16/59561-16-8448d9161b3a9f7c6555549826ed92c5-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
バスキュールの新ボードメンバー体制(下段左から)杉山央・南郷瑠碧子・石橋素・朴正義・春日恵(上段左から)大八木翼・和田教寧・佐々木大輔・山本一平・馬場鑑平

外部執行役員就任の背景バスキュールはこれまでデジタルテクノロジーを活用し、広告・サービス・都市開発・宇宙・イベントなど幅広い分野における、新しい体験創造に挑み続けてきました。しかし生成AIが当たり前になる社会では、デジタルコンテンツが容易に大量生成されるため、デジタルクリエイティブを生業にしているチームほど、そのアウトプットの本質的な価値が問われるようになると考えています。そこで私たちは、人間の身体や感性を直接刺激するフィジカルAI領域の研究開発を進めると同時に、AIと人間が自然に協働できる柔軟なクリエイティブチームの構築にもとりかかりたいと考えました。
石橋素氏のプロフィールエンジニア/アーティスト。1975年生まれ。東京工業大学制御システム工学科、国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒業。卒業後フリーランスとして、当時まだ一般的には認知されていなかったインタラクティブな映像を用いてショーウィンドウや広告制作を行う。2006年頃より本格的にメディアアート作品を制作開始。主な作品は『Pa++ern』『fadeout』『particles』など。山口情報芸術センター[YCAM]、NTT InterCommunication Center[ICC]、ソナー、アルスエレクトロニカなど、数多くのイベントや美術館で展示。
2010年頃からはその活動領域をエンターテイメントにひろげ、ミュージックビデオやコンサート、大規模なショーなどにおけるテクニカルパートを担い、ライブパフォーマンスにおいて高度なシステムによる新たな表現を実現。ハードウェア、デバイス制作を主軸に、映像だけでは実現できない空間、体験を作り続ける。2011年『第15回文化庁メディア芸術祭』アート部門優秀賞受賞、同年『Prix Ars Electronica』インタラクティブ部門準グランプリ受賞。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59561/16/59561-16-15bb457754ba7b0225ebf31b42fccd51-1999x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Particles(2011) Daito Manabe + Motoi Ishibashi / Courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM] / Photo: Ryuichi Maruo (YCAM)
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/59561/16/59561-16-471f5d529eb2c3354197cb1e07b89044-2000x1333.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
Rhizomatiks × ELEVENPLAY “border 2021” (2021) / Photo by hiroko hirota

石橋素氏と共に目指す3つの取り組み- フィジカルAI領域の研究開発 AI駆動のロボットや身体感覚に訴えるインタラクティブ技術を駆使し、スクリーン表現だけでは味わえない体験創造に挑んでいきます。
- 世界展開を睨んだ、体験イベントの実現 万博パビリオンをはじめとする大型展示、舞台演出、スポーツイベントの開会式、音楽ライブなど、国や世代を超えた感動を生み出す体験イベントや行事をつくりたいと考えています。
- 生成AI時代のクリエイティブコレクティブ構築 生成AIが標準となる時代に、従来の雇用の枠を超えた柔軟なチーム体制を構築したいと考えています。そして、AIと協働するからこそ実現できるスケール感、解像感のあるアウトプットにも挑戦していきたいです。

代表取締役・朴正義からのコメント生成AIが普及した世界では、従来の企業や雇用の限界がさまざまな形で明らかになるでしょう。今回、アブストラクトエンジン(ライゾマティクス)の中心メンバーである石橋さんがバスキュールの外部執行役員を兼務することは、これまでにない挑戦であり、新たな時代を象徴する取り組みになると確信しています。実は、石橋さんとバスキュールはすでに20年以上に渡る深い間柄であり、それぞれの立場で業界のクリエイション領域を拡張しながら切磋琢磨してきた同志であるとも考えています。こうした関係性の文脈や美学を大切にしつつ、人間とAIによる新たな協働と創造を世界に向けて発信していきたいと考えています。
外部執行役員に就任した石橋素からのコメントこのたび、ご縁をいただき、外部執行役員としてバスキュールに関わらせていただく運びとなりました。
これまで私は、実空間におけるインタラクティブな体験や、ハードウェアを基軸とした新たな表現技術の開発・実装に注力してまいりました。近年のデジタルクリエイティブを取り巻く環境の急激な変化に対峙する中で、技術と表現、体制と手法のあり方もまた、大きな転換期を迎えていると感じております。こうした時代の流れの中で、これからますます重要性を帯びていくであろう領域に対して、これまでの経験を活かしつつ、制作の現場に新たな視点とチャレンジをもたらせるよう尽力してまいります。
今後の展開まずはフィジカルAI領域の具体的なプロトタイピングおよび新しいクリエイティブコレクティブの構築準備からスタートします。いずれも2026年春お披露目を目標に進めていければと考えています。また、KIBO宇宙放送局で培った経験やネットワークを活かし、宇宙をテーマにしたオリジナルIP開発にも取り組んでいきます。
新しい挑戦を共にする仲間を募集しています!バスキュールは、今回の新しい取り組みをさらに推進するため、経営管理、企画プロデュース、プロジェクトマネジメント、フィジカルAI開発など、さまざまな分野で力を発揮できるスタッフを広く募集しています。生成AI時代に人間の創造性と感性を深く掘り下げ、新しい協働の形を一緒に模索したい方、ぜひ私たちとともに挑戦しましょう。
※働き方や契約形態については固定観念にとらわれず、個々のメンバーの専門性や希望するライフスタイルに合わせて、柔軟で最適な形をともに考えていきます。

【お問い合わせ先】 株式会社バスキュール info@bascule.co.jp企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000016.000059561.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
編集部おすすめ