~エンタープライズ向けの管理機能などをHENNGEと共同開発・検証、9月から日本市場で本格展開~

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メッシュ型ネットワークセキュリティサービスを提供するRunetale株式会社(ルーンテイル、本社:東京都港区、代表取締役:奥村晋太郎、以下「Runetale」)はクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を提供するHENNGE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小椋 一宏、以下「HENNGE」)より、業務提携を前提とした資金調達を実施したことをお知らせいたします。

両社はすでにエンタープライズ向け機能の共同開発・検証を開始しており、Runetaleとしては2025年9月より日本市場において本格展開を開始します。

- Runetale公式サイトhttps://www.runetale.com/jp
- HENNGE株式会社からのプレスリリース(日本語版)https://hennge.com/jp/info/press/20250820_runetale/(英語版)https://hennge.com/global/info/press/20250820_runetale/

■ 資金調達背景と今後の展望: Runetale x HENNGE
ここ数年の生成AIやLLM(大規模言語モデル)の急速な普及により、企業はこれまで以上に機密性の高いデータを扱うよう変化を遂げています。その一方でサイバー攻撃は巧妙化し、日本国内では*ランサムウェア感染の63%がVPN機器を経由して発生していると警察庁が報告しています。世界的にも、VPNやエッジ機器を狙った攻撃は前年から**約8倍に急増しており、従来型VPNの限界が浮き彫りになっています。

Runetaleはこうした状況に対し、最先端のP2P暗号通信プロトコル「WireGuard」を活用したメッシュネットワーク通信基盤・セキュリティサービスを提供しています。従来型のようにVPN Gatewayを介さないデバイス間直接通信により、セキュリティ・高速性・運用の容易さを同時に実現。

これまで国内外多種多様な業界業種の企業様に対し、技術検証・ネットワーク設計支援を実施してきました。

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今回出資いただいたHENNGEは、***ARR100億円突破・IDaaS国内シェアNo.1の実績を誇るクラウドセキュリティのリーディングカンパニーです。

本資金調達は、そうしたHENNGEの事業基盤とRunetaleの通信技術が将来的に高い親和性を持つとの評価によるものです。今後は、HENNGE Oneのアイデンティティ基盤とRunetaleのメッシュネットワークを掛け合わせ、クラウドとオンプレミスを横断したアクセス制御や可視化といった高度なセキュリティ機能を共同で追求できる、ゼロトラスト型の新ソリューション発展へつなげてまいります。

さらに、今回調達した資金は、こうした共同開発を推進するための研究開発投資に加え、大規模エンタープライズ市場を見据えた人材採用と組織強化に充ててまいります。数千~数万人規模のユーザーを抱える環境でも安定した通信と柔軟なアクセス制御を提供できるよう、プロダクトと体制の両面を磨き込み、次の成長段階へと進んでいきます。

■ Runetale今後の展開: メッシュネットワークが描く新しいインターネット
今後は調達資金による研究開発や人材採用を通し、まずエンタープライズ導入を前提とした基盤強化に取り組みます。
具体的には、ACLポリシー制御の高度化、Windows環境との統合、ネットワーク可視化といった機能開発を進め、複雑なネットワークを運用する企業にとって、負担を大きく軽減するプラットフォームへと進化させていきます。

その先に見据えるのは、メッシュネットワークの価値をインターネット全体に拡張することです。これまでオンラインの通信はクラウドや人と人をつなぐ基盤として発展してきましたが、RunetaleはさらにBluetoothなどの各種通信プロトコルを複数取り込み、IoTや産業機器同士が自律的に接続できるオフライン環境でのメッシュ通信へと領域を広げます。

オンラインとオフラインを融合する形でのメッシュネットワーク化は、防衛テックや重要インフラの強靭化、災害時のレジリエンス確保といった社会的課題の解決にも貢献します。Runetaleは、単なるVPNセキュリティの進化ではなく、次世代の通信基盤を担う新しいインターネットとして進化を続けてまいります。
■ 投資家からのコメント
HENNGE株式会社 代表取締役社長 小椋 一宏 氏
企業内のネットワークを次世代にアップデートしていく技術を提供するRunetale株式会社に出資できることを嬉しく思っています。
Runetaleの技術は、「テクノロジーの解放で世の中を変えていく」というHENNGEの理念をまさに企業ネットワークで実現するものです。HENNGEは、270万ユーザーの実績を持つSaaS事業会社として、Runetaleの事業戦略、営業・マーケティング活動、技術・製品開発まで全方位で支援することで、両社のお客さまに提供する価値の最大化を目指してまいります。
■HENNGE株式会社について
1996年11月に設立。「テクノロジーの解放で、世の中を変えていく。」を理念に、テクノロジーと現実の間のギャップを埋める独自のサービスを開発・販売しているSaaS企業です。シングルサインオン(SSO)、アクセス制御、メールセキュリティ、セキュアなファイル共有など、多岐にわたる機能を備えた国内シェアNo.1のクラウドセキュリティサービスHENNGE Oneや、クラウド型メール配信サービス「Customers Mail Cloud」を提供しています。2019年10月、東京証券取引所マザーズ市場(現グロース市場)に上場。


社名の「HENNGE(へんげ)」は「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」を組み合わせ、あらゆる変化に挑むとの決意を表しています。

会社名:HENNGE株式会社
証券コード:4475
所在地:東京都渋谷区南平台町16番28号 Daiwa渋谷スクエア
代表者:代表取締役社長CEO 兼 CTO 小椋 一宏
URL: https://hennge.com/
■ Runetale株式会社について
「Rebuild the small internet - 小さなインターネットを再構築する」をビジョンに、次世代メッシュVPNプラットフォーム「Runetale」を開発・提供。最先端のP2P暗号通信技術「WireGuard」を活用し、デバイス・クラウド・IoTが安全かつ直接通信できる環境を実現しています。従来型VPNが抱えるセキュリティの脆弱性、通信速度の低下、運用・管理の複雑性などの課題を根本から解決し、人と機械がシームレスに調和する柔軟な通信インフラを提供します。

URL:https://www.runetale.com/jp

* 警察庁「令和5年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」
** Verizon 2025 Data Breach Investigations Report


***HENNGE株式会社のクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」がARR(年間経常収益)100億円を達成
HENNGE One、4年連続シェアNo.1を獲得(ITR調査レポート)企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000093873.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
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