株式会社小学館集英社プロダクションが指定管理者として運営している八尾市立歴史民俗資料館で、特別展「高安の古墳とその遺宝」が開催されます!

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2610/1615/2610-1615-ce138bda7d2229ed02cf972ec5857b7c-1460x2064.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和7年度 特別展「高安の古墳とその遺宝」ポスター

開催要項
 八尾市東部の高安地域には、中河内最大の前方後円墳である心合寺山古墳や大阪府下最大級の石室をもつ愛宕塚古墳、「河内の四大群集墳」のひとつにかぞえられる高安千塚古墳群など、4世紀から7世紀にかけて数多くの古墳が築かれました。大正時代の調査では、640基あまりの古墳が確認され、現在も200基以上が残っています。

 これらの古墳からは貴重な遺物が多くみつかっています。江戸時代には高安の千塚として広く知られ、掘り出された勾玉や土器などは、好古家たちの賞玩の的となりました。明治以降も発掘によって、後に重要美術品の認定を受ける装飾付須恵器や銅鏡などが出土しました。
 令和7年は心合寺山古墳の史跡整備完了20周年と高安千塚古墳群の国史跡指定10周年の節目にあたります。本展ではこれまでの郷土史研究や発掘調査の成果として高安地域の主な古墳とその出土遺物を紹介します。装飾豊かな武具や馬具、玉類や耳環といった装身具、さまざまな形の土器や埴輪など多彩な考古資料をとおして、高安の古墳文化にふれていただく機会となれば幸いです。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2610/1615/2610-1615-13471350623d27f1f1c717a81e4a1937-1191x842.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和7年度 企画展「高安の古墳とその遺宝」チラシ1.
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/2610/1615/2610-1615-00a4a18f815d2a88732a4eb79350a536-1191x842.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和7年度 企画展「高安の古墳とその遺宝」チラシ2.

第1章 古墳をめぐる好古と考古
 江戸時代、高安地域の群集墳は「千塚」として『河内名所図会』に描かれ、須恵器や勾玉などが掘り出されていました。出土品は、古物を愛好する好古家たちの手にわたり、遠く江戸まで運ばれています。
 明治時代になると、海外から招かれた技術者(お雇い外国人)たちが古墳の調査に訪れ、日本の近代考古学の草創期に、測量図や写真などの貴重な記録を残しました。そののち、八尾の郷土史家たちの活躍によって、高安地域の古墳の全容が次第に明らかになっていきました。

第2章 王たちの古墳-地域首長墓の造営-
 高安地域には古墳時代をとおして、前方後円墳など地域を支配した有力者の古墳がつくられました。なかでも、心合寺山古墳は中河内地域最大規模の前方後円墳で、三葉環頭大刀や導水施設形埴輪などが出土しています。
また、大阪府下最大級の石室をもつ円墳、愛宕塚古墳からは、捩り環頭大刀をはじめ多様な武器や馬具などが出土しました。

第3章 山麓に築かれた群集墳-高安の千塚-
 古墳時代後期(6世紀)になると、高安地域の山麓に横穴式石室の円墳が数多くつくられます。とくに、高安千塚古墳群の範囲(大窪・山畑・服部川・郡川)には、200基以上の円墳が分布し、約半数が国史跡に指定されました。
 また、近代の開墾によって山麓の古墳から出土した大刀、須恵器、馬具などが、今も旧家や社寺で大切に守り伝えられています。

詳細情報
[表: https://prtimes.jp/data/corp/2610/table/1615_1_82188a9d98ba0b1f83cf5635b8adae41.jpg?v=202509020646 ]

観覧料の免除 中学生以下、身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳の所持者及びその介助者並びに学校園行事の引率者(八尾市立歴史民俗資料館設置条例第10条の2第3項及び別表により設定。)


特別展記念講演会
「高安山麓の古墳のテーマパーク構想(私案)-古墳の保存と活用のこれから-」
講師:藤井 淳弘氏(八尾市観光・文化財課)
日時:2025年10 月18 日(土) 13:30~15:00
場所:高安コミュニティセンター(当館隣)
定員:60名(当日先着順、申込不要)
参加費:資料代200円

「八尾の装飾付大刀と大和政権」 
講師:豊島 直博氏(奈良大学文学部文化財学科教授)
日時:2025年11 月22 日(土) 13:30~15:00
場所:高安コミュニティセンター(当館隣)
定員:60名(当日先着順、申込不要)
参加費:資料代200円
展示解説
学芸員が特別展の見どころを解説します。(※内容は3日とも同じ)
日時:10 月26 日(日)、11 月15 日(土)、12 月6日(土) 各日13:00~13:30
場所:八尾市立歴史民俗資料館
定員:なし
申し込み不要・要観覧料
知ろう!学ぼう!八尾の古墳
「高安の古墳と禅寺」をテーマに古墳を巡ります。
日時:11 月29 日(土) 13:00~15:30
定員:20名
参加費:資料代・保険料込み200円
お申込み方法:11月1日(土)~28日(金)の期間中に窓口か電話にて申し込み
(※雨天中止)
楽しんで!れきみんデー「ハニワと土器の拓本をとろう!」
本物の埴輪や土器の模様を観察し、色えんぴつでカラー拓本をとります。
日時:11月2日(日) 10:00~15:00
参加費・事前申し込み不要
[お問い合わせ]
八尾市立歴史民俗資料館
〒581-0862
大阪府八尾市千塚三丁目180-1
TEL 072-941-3601 FAX 072-941-6193
HP:https://rekimin-yao.jp/企業プレスリリース詳細へ : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001615.000002610.htmlPR TIMESトップへ : https://prtimes.jp
編集部おすすめ