商店街一体での供給体制構築は全国初!沿線地域一体でのサプライヤー体制構築へ向けた第1弾!

京浜急行電鉄株式会社(本社:横浜市西区,取締役社長:川俣 幸宏,以下 京急電鉄)と大田区商店街連合会(本部:東京都大田区,会長:相川 英昭,以下 大田区商店街連合会)は,日揮ホールディングス株式会社(本社:横浜市西区,代表取締役会長兼社長CEO:佐藤 雅之,以下 日揮HD),合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(本社:横浜市西区,代表者:高田 岳志,以下 SAFFAIRE SKY ENERGY),株式会社レボインターナショナル(本社:京都市下京区,代表取締役CEO:越川 哲也,以下 レボインターナショナル)が推進する,国産の持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)製造に用いることを目的として,大田区内の商店街店舗から排出される使用済み食用油(以下 廃食用油)を供給する取り組み(以下 本取り組み)を順次開始します。
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本取り組みでは,京急沿線エリアマネジメント構想「newcalプロジェクト」を推進する京急電鉄と大田区商店街連合会が連携し,国内資源循環による脱炭素社会実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」へ新たに参画するほか,京急沿線地域一体での廃食用油のサプライヤー体制構築へ向けた第1弾として,大田区内の5店舗から排出される廃食用油をSAF製造の原料として供給開始いたします。



地域事業者と連携し,沿線一体でのサプライヤー体制の構築を行うのは,鉄道業界初であるほか,商店街連合会として,商店街一体での供給体制を構築することも全国初の取り組みです。


京急電鉄と日揮HD,レボインターナショナル, SAFFAIRE SKY ENERGY,大田区商店街連合会の5社は,資源の有効活用による循環型社会の実現とSAFを通じた気候変動対策への貢献を目指した連携を加速し,国産SAFを地域一体で供給する京急モデルの体制づくりを推進してまいります。

大田区内の商店街各店舗から排出される廃食用油の供給について
1.概要
京急電鉄は,第20次総合経営計画に掲げる沿線価値共創戦略において,事業方針として自然と共生したまちづくりや地域との連携を掲げています。日揮HD,レボインターナショナルは,コスモ石油株式会社と共同で,国内での廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築を推進しており,本取り組みと連携することで,沿線価値の向上を目指します。


2.SAFについて
SAF(Sustainable Aviation Fuel)は,廃食用油などを原料とする航空燃料として,従来の航空燃料と比較しCO2排出量を大幅に削減することが可能なエネルギーです。航空機は自動車などと違い,電気や水素などの燃料では代替しにくいことからSAFの利用によるCO2排出削減が世界で求められています。
日本では,国土交通省が2030年時点で国内航空会社による燃料使用量の10%をSAFに置き換える目標を掲げており,さらに2050年には,カーボンニュートラルにすることを目指しています。その実現に向け,国産SAFの原料である廃食用油の安定的な調達が課題となっています。
一方でSAFの原料である廃食用油は,年間およそ10万トンが海外に輸出されているといわれており,輸送によりCO2が排出されるだけでなく,国産SAF製造のための貴重な原料の流出につながっています。

3.大田区内の廃食用油供給開始店舗について


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4.プロモーションについて
(1)概要  沿線地域一体でのサプライヤー体制の構築に向けて,沿線への周知強化を実施するたmめ,京急線各駅へのプロモーション広告を掲出しています。
(2)掲出開始日  2025年8月8日(金)
(3)掲出駅  品川,青物横丁,平和島,京急蒲田,京急川崎,横浜,弘明寺,上大岡,金沢文庫,
金沢八景,追浜,横須賀中央,京急久里浜,天空橋,羽田空港第3ターミナル,羽田空港第1・第2ターミナル
(4)その他  掲出は,予告なく終了する場合がございます。
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5.その他
日揮HDとレボインターナショナルは,コスモ石油株式会社と共同で,国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め,2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し,国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。
2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し,2025年4月からエアラインに対してSAFの供給を開始しています。なお,本事業は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より採択※を受けた助成事業です。
※NEDO URL https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html
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大阪府堺市内のSAF製造工場(コスモ石油製油所構内)   SAF原料となる廃食用油受け入れ施設(コスモ石油製油所構内)

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