大手クライアントに向けたデジタル課題解決支援や、“スポーツ×IT”のプラットフォーム「Spohabi(スポハビ)」を運営しています。
先日発売された月刊英語学習誌『CNN English Express』2025年9月号にて、CREFILが「グローバル企業」として紹介されました。英語学習の取り組みとして、社内制度を取材いただいたほか、代表・丹治 雄弥のインタビューでは、その想いについても掘り下げていただいています。
本ストーリーでは、掲載内容に込められた背景として、代表自身の原体験や海外拠点構想をもとに、CREFILが描く“グローバル企業像”をお届けします。
“夢を実現させる場所”を、社員にも。
私たちがミッションに掲げているのは、
「CREATE FIELD(夢を実現させる場所をつくる)」こと。
その“フィールド”は、クライアントに対してだけでなく、社員一人ひとりに対しても開かれています。個々のキャリアや「挑戦してみたい」という想いを尊重し、手を挙げた人にはチャンスを渡す。そんなカルチャーが、自然と根付いてきました。
今回、誌面でご紹介いただいた英語学習の取り組みも、そのひとつです。
思い立ったときに、その一歩を後押ししてくれる仕組みがあるかどうか。
それだけで、挑戦のハードルは大きく変わります。
- 週1回、業務時間内での英会話レッスン
- 年1回、英語プレゼン大会を実施
- 社内投票上位者へ短期語学留学をプレゼント
また、海外企業を参考に導入した「サバティカル休暇」も特徴的です。
こうしたカルチャーの背景にあるのは、
CREFILが見据えるグローバル展開のビジョンがあります。
では、なぜ “グローバル展開” にこれほど真剣に取り組んでいるのか?
その原点には、CEOである丹治自身の原体験がありました。

『CNN English Express』2025年9月号(8月6日発売)
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「留学が人生を変えた。“人と接点を持つ仕事”へ」
── 大学ではメディカルシステム工学を学んでいたとか。全く違う広告代理店に新卒入社した理由はなんでしょうか?
きっかけは、大学3年生のときにカナダへ語学留学したことです。
ずっと留学への思いはあったので、本当は1年くらい行きたかった。
ですが、自費でいけるのは1ヶ月が限界でした。
ただ、そんな短期間の中でも世界中の人々と出会い、私の中の世界観は大きく広がりました。語学学校の友人たちとは毎晩のように飲みに出かけ、彼らとの交流を思いきり楽しみました。ホームステイ先には2回しか帰らなかったほどです(笑)
この経験を通じて、“人と接点を作ることの楽しさ”や“そこから得られる学びの多さ”に心を動かされました。そして、「人と接点を作ってビジネスをするのが、面白そう」と思うようになり、そこから一気に方向転換して、営業やコンサルティングの道へ進むことを決断しました。

世界に挑んだ若手時代。その手応えがCREFILの土台に
── 広告代理店やコンサルティングファームではどんな経験をされましたか?新卒で入社したWEB系大手広告代理店は当時上場ベンチャー企業ということもあり、入社直後から数多くの経験を積むことができました。WEB広告の営業から運用、新規事業の立ち上げも経験し、ある時には8万社に営業をかけるような取り組みもしました。
その一方で、仕事内容は想像以上にルーティンが多く、WEB広告の商材自体が徐々に単調に感じられるようになったとき、「飽きない仕事をしたい」という思いが強くなっていきました。
そこで、SI(システムインテグレーション)にも強みを持つ、日系の大手コンサルティングファームへ転職することにしました。“ファーム”を選んだ理由は、「早い段階でスケールの大きい仕事がしたい」という思いからです。
ここでは、一つのプロジェクトが終わるとクライアントもソリューションも変わり、要件定義からリリースまでを何度も経験することで、圧倒的な成長を実感できました。
また、数十億円規模のプロジェクトやそのマネージャーたちの姿を間近で見て、自分のロールモデルも見つけることができたんです。
このときの経験は、CREFILの原点にもなってます。
特に記憶に残っているのは、難易度の高いプロジェクトを海外へロールアウトした経験。これにより、「海外に挑戦したい」という思いが芽生えました。自分たちが作ったものが世界に広がっていくことが誇らしく、楽しかったんです。
実はこのとき、人生初の”ビジネス英会話”でした。
会議もシステム設計書も全て英語なので決して容易くありませんでしたが、それ以上に「楽しかった」という思い出が今も残っています。
「迷った末に選んだ“起業の道”」
── その後、25歳で会社を立ち上げたきっかけはなんでしょうか?広告代理店時代に知り合った方に、ビジネスパートナーとして誘われたことがきっかけです。実はその直前、海外展開のプロジェクト成果を評価いただき、ロンドン行きも誘われていました。
どちらも非常に興味のある話ではあったのですが、「自分たちのプロダクトを海外に展開していく方が得られる経験が大きいだろう」と考え、コンサルティングファームを離れ、起業の道を選びました。
当時の私は若さもあいまって“天才タイプではないが、100倍努力をすれば勝てる”という自信があったので、不安よりも挑戦への意欲の方が勝っていましたね。

サンフランシスコにて開催されたピッチイベントに登壇する丹治
「軌道修正と決断、そして新たなスタート」
── 1社目を離れて、CREFILを立ち上げたきっかけはなんでしょうか?初めて起業した会社では、”新規事業にどんどん挑戦していく”姿を目指していたので、グローバル市場を見据えた旅行特化のSNSやモバイルアプリを開発してました。
しかし、事業をうまく軌道に乗せることができず、資金調整のために3年間だけSES(システムエンジニアリングサービス)に注力することを提案しました。その結果、3年でしっかりと売上が作れるようになり、改めて新規事業に着手しようとしていたところ、会社の方向性が自体がSESへとシフトしていくことになり、事業を創りたい思いのあった私はここで会社を離れる決断をしました。
そして、1日後にはセブ島へ語学留学してました(笑)
この時点では、「事業を創りたい」「海外に行きたい」という思いが大きく、日本で仕事をする気はなかったんです。
そんな中、帰国後に当時の社員だった大越さん(現・COO)に挨拶に行きました。彼と一緒に仕事をするのが好きだったので、彼と一緒なら日本で仕事をするのもアリだと考え直し、私から大越さんをお誘いしたのがCREFILの始まりです。

左)CREFIL株式会社 取締役 COO 大越 勇輝
右)CREFIL株式会社 代表取締役 CEO 丹治 雄弥
「“挑戦できる土台”をつくるための事業設計」
── 創業後、これまでどんな流れで事業を築いていきましたか?事業の進め方は、前の会社での経験が大きく影響しています。
前の会社では、新規事業に苦戦した後に事業基盤を築くといった流れになってしまいました。それは結果として、組織全体が「安定的な売上を守ること」に意識を傾けるようになり、新たな挑戦をしづらい雰囲気を生んでしまったのです。
CREFILではその反省を踏まえ、"逆の流れ"を意図的に設計しました。
つまり、「事業基盤をしっかりと固めた上で、ビジネスを広げていくこと」を重視しています。具体的には、「デジタル領域で事業基盤を築く」「その利益を元に新たな事業に挑戦する」「さらに海外へと広げていく」というステップです。
新規事業では、まだ世にない価値を形にする分、スケールするまでに時間がかかります。さらに、スタートアップステージは一般的に数年単位で進むため、その間メンバーが多様な経験を積みにくいという課題もあります。
その点、デジタル領域のプロジェクトはクライアントの業界や課題、提供するソリューションも1つとして同じものはない。私自身がコンサルティングファームで経験したことでもありますが、要件定義からリリースまでを何度も経験することは、小さな事業を繰り返し立ち上げるようなもの。学びも成長も圧倒的に大きいと感じています。
そして、この経験の積み重ねこそが、メンバーの市場価値を高めることにつながります。CREFILでは、そんな環境を通じて「自由に挑戦できて、成長できる組織」を実現したいと考えました。

「“海外に挑む”第一歩はセブ島から」
── なぜ、海外拠点を立ち上げたいと考えたのでしょうか?私は、日本市場がこれ以上大きく成長し続けることはないと感じています。
今ある市場の中でどのくらいシェアを上げるか、というのが日本市場の現状です。海外に展開していかないと、会社の成長は止まってしまう。
だからこそ、日本と海外の売上を半々にしたいという思いがありました。
その第一歩がフィリピン・セブ島への拠点立ち上げです。海外拠点があることで、メンバーもより一層、海外への挑戦がしやすくなるだろうと考えています。
「“年明けには始動” いま何してる?」
── 今、セブ拠点立ち上げのために具体的に何をしていますか?まずはフィリピンのセブ拠点を立ち上げるために、登記や場所の確保、採用など全ての計画をまとめている状態です。
実はこのあと、立ち上げ経験のある友人に確認してもらう予定です。
おおよそ目処が立ち次第、現地の採用活動を開始して本当に機能するのかを検証したいと考えています。
早ければ年内、遅くとも年明けには立ち上げられるのではないかという段階です。
「CREFILのグローバル展開計画」
── セブ拠点でまずは何をしたいですか?その先は?まずは、Spohabi事業の開発拠点として機能させていく予定です。
これが最も早く価値を発揮できる方法だと考えているので、現地では最初に開発に特化したチームを組成していこうと思っています。
新機能の開発時には、プロダクト企画をしてくれている日本メンバーが現地へ出向き、直接コミュニケーションを取りながら進めていく体制を整えていくつもりです。
現在の課題として、オフショア開発の主要言語が英語ではないため、直接コミュニケーションが取りづらい場面があります。一方で、社内には英語が堪能なメンバーが多く、セブ拠点で開発を行うことがSpohabiの品質向上にもつながると期待しています。
また、今後はデジタル領域において、AIや機械学習を用いたビッグデータ活用プロジェクトに注力していく予定です。データ収集や加工など人手を要する工程にも対応できる連携体制を構築していきたいと考えています。
そして、現地メンバーのモチベーションづくりとしては、優秀な成果を挙げたメンバーを評価し、日本で登用する制度を検討中です。
日本での就労には、ビザや給与要件などハードルがあるのも事実です。
それでも、「日本で働きたい」という想いを持つメンバーに応えられるような環境にしていけたら嬉しいですね。
将来的には、フィリピンに限らず、他国にも拠点を広げていきたいと考えています。Spohabi事業をグローバル市場に向けて展開していくのはもちろん、デジタル領域においても海外本社から直接依頼をいただけるような、そんな拠点を築いていきたいと思っています。

「次のステージは“3年後”。CREFILのロードマップ」
── 今後、CREFILをどうしていきたいですか?まずは、3年後に売上30億円を達成し、スタンダード市場への上場圏内に入ることを目指しています。そして、5年後にはその倍以上の売上規模に成長させたい。
その中で、億万長者を10人輩出することが、今描いているビジョンです。
その頃には、海外拠点もフィリピンに加え、合計5拠点ほどには広げていきたいと考えています。そして、我々が国際的なイベントを主催しているような状態にしていきたいですね。それは、スポーツの国際大会かもしれないし、最先端のデジタルソリューションを発表するような場かもしれない。あるいは、まだ誰もみたことのない新たな事業が生まれている可能性も大いにあると思っています。
そして、各拠点は、1階がカフェ、2階は宿泊施設、3階はコワーキングスペースといった「社内外の人々が自由に交流できる場」にしたい。そんな“楽しく交流できる場所”が、世界に広がっていく未来をつくっていきたいんです。

代表インタビュー全文はこちら
「新たな挑戦の土台をつくる」──CREFIL代表が語る“やりたい”に全力で応える組織に込めた想い
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会社名 :CREFIL株式会社(CREFIL Inc. )
設立 :2019年1月7日
事業内容:デジタルマーケティング・Spohabi
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CREFIL株式会社 PR担当
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