オフィスづくりにおいて、本当に大切なことは何でしょうか。

もちろん、最初からお客様と一緒にオフィスを考えることもできます。
しかし、オカムラが大切にしているのは、「まずは企業の皆さま自身に、自分たちの理想のオフィスを考えていただくこと」です。

それをサポートするツールとして、Web診断サイト「OFFICE KIT(オフィスキット)」を開発しました。OFFICE KITは、Web上で簡単に自社に合った働き方やオフィス空間のヒントが分かる診断ツールです。

さらに、「まずは自分たちで考える」プロセスをさらに深めていただけるよう、具体的なアイデアをご提案できるリアルな場として、OFFICE KITを使用したワークショップを開催。広告、教育、IT、アパレルなど、さまざまな業界の方にご参加いただきました。

参加者がどのように理想のオフィスを描き、どんな気づきを得たのか。この記事では、ワークショップ当日の様子をお届けします。

「理想のオフィス」を考えるワークショップ



ワークショップは、現在の働き方を見つめ直し、理想のオフィスの姿を描くことを目的に開催。オフィスに悩みを抱える12名の参加者が集まり、さまざまな体験を通じて「自社にとっての理想のオフィスとは」という問いに向き合っていただきました。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


OFFICE KIT CARDで「働き方の価値観」をシェア



まずは、同じテーブルの参加者とアイスブレイク。使用したのは、オカムラが開発した「OFFICE KIT CARD」です。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


「出社派?リモート派?」「猫の手も借りたいときどうしてる?」など、働き方についての質問が書かれたカードを引き、参加者がその問いに答えます。

和やかな空気のなか、お互いの価値観の違いや共通点を知ることができ、自然と場がほぐれていきました。


第一部:働き方の「課題」と「理想」を整理



いよいよワークショップの本編がスタート。まずは、働き方の「課題」と「理想」を整理するワークを行いました。

「フリーアドレスのはずが、席が固定されてしまっていてさまざまな人と話せない」「備品が多く、来客時に見栄えが悪いうえに災害時も不安」などの悩みを、参加者それぞれがワークシートに書き出します。その後、同じテーブルのメンバーとシェアしました。

こうしたモヤモヤを可視化することで、理想の働き方を見つける糸口を探ります。

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第二部:OFFICE KITで自社に合うオフィスタイプを診断



次に取り組んだのは、OFFICE KITによるオフィスタイプ診断。

OFFICE KITでは、自社に合った「オフィスタイプ」と、それにあわせた働き方やおすすめのオフィスレイアウトなどを知ることができます。

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オフィスタイプは、全部で5種類あります。

オフィス内をよく動き回るか(柔軟)、あまり動かないか(固定)。個人で働くことが多いか(個人重視)、チームで働くことが多いか(チーム重視)。これらの視点を組み合わせた4タイプに、それぞれをバランスよく重視する1タイプを加えた計5つのオフィスタイプから、自社に合ったスタイルを導き出します。

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OFFICE KITの使い方は簡単で、Web上で働き方の悩みや理想に関する6つの質問に答えるだけ。参加者は、それぞれのパソコンやスマートフォンを用いて質問に答えていきました。

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同じ企業からの参加者であっても、診断されたオフィスタイプが異なることも。
お互いのスマートフォンを見せ合いながら、「どの回答が違ったのだろう?」と会話が弾んでいる様子でした。

診断後は、オカムラのOFFICE KIT開発者より、それぞれのオフィスタイプに適した働き方やレイアウトについて解説しました。自社に合ったオフィスタイプを知ることで、理想の働き方や環境が少しずつ見えてきました。

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第三部:ショールームツアーでオフィスづくりのアイデアを得る



おすすめのオフィスタイプが分かったところで、実際にそれがどんなアイテムやレイアウトで実現可能なのかを体験するため、オカムラのショールームを見学します。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


チームで集まるのに最適なレイアウト、ひとりで集中して仕事をするエリア、休憩できるカフェスペースなど、目的別に構成されたオフィス空間を巡ります。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


各レイアウトには、あとで参考にできるようにとミニチュアのペーパーキットもご用意しました。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


参加者からは「このレイアウト、会社に合いそう」「でも、〇〇部長はこっちのほうが好きかも?」といったリアルな声も。写真を撮ったりメモを取ったりしながら、インスピレーションを得ていました。

実践ワーク:「理想のオフィス」を考える



最後は、実際に自分たちの理想のオフィスを考えるワークへ。参加者それぞれがワークショップの最初にあげた「働き方の課題」の中からひとつを選び、それを解決するための理想の空間を考えていきます。

個人でワークをしたあとは、同じテーブルのメンバーで自分たちの理想のオフィスをシェアしました。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


たとえば、「仕事のオンとオフを切り替えたいけれど、ひとりで休憩するのはちょっと寂しい。誰かと話して気分転換できる場所がほしい」というリアルなお悩みに対して、「交流が自然と生まれるような話しかけやすいハイテーブルを用いて、カフェスペースを作る」などのアイデアが。


参加者からはさまざまなユニークな発想が飛び出し、「そのアイデアいいですね!」「そのレイアウト真似したい!」と、大いに盛り上がっていました。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


最後に、数名の参加者に全員の前でアイデアを発表していただき、ワークショップは終了。

参加者からは、「課題への解決策としてこんなアイデアがあるのか、と数多くの発見があった」「空間を変えることで、コミュニケーションの取り方も変えられそう」といった声があがりました。

話して、ためして、ひらめいて。“理想のオフィス”を描く、オカムラ「OFFICE KIT」ワークショップ開催レポート


企業が抱えるオフィスの課題は、決して単純なものではなく、いくつもの要素が複雑に絡み合っていることも少なくありません。だからこそ、まずは自分たちで考えてみることで、「これとあれを掛け合わせれば、解決できるかも」といった発想が生まれ、自社に合った理想のオフィス像が少しずつ見えてきます。

理想のオフィスは誰かに与えられるものではなく、自分たちが主体的に考え、つくっていくもの。そんな気づきの声が多く挙がった、今回のワークショップでした。

これまで積み重ねてきた経験やノウハウを活かしながら、オカムラはこれからも、お客様にとって最適なオフィスづくりに貢献してまいります。

◼︎オカムラ オフィスタイプ無料診断ツール 「OFFICE KIT

◼︎オカムラ 資料ダウンロードコンテンツ 働き方にあった「オフィスタイプ」を知ろう
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