Introducing reCAPTCHA v3
ソフトウェア企業のSilktideのCEOであるOliver Emberton氏の解説によると、人間かボットかを分析するため、現行の「reCAPTCHA v2」では、使用しているコンピューターのタイムゾーンやIPアドレスとおおよその場所、さらにコンピューターの画面サイズと解像度といったハード面のスペックにウェブブラウザ、プラグインや拡張機能などソフトウェアに関する項目、またページの表示に要した時間、マウスをクリックした回数や、タップやスクロールの回数など、さまざまな要素がチェックされているそう。また、Googleはウェブブラウザの中に「Fingerprint(指紋)」と呼ばれる目に見えないテキストや画像を描いて、それをGoogleに確認のために送信させるということを行っているとのこと。このFingerprintの表示速度やその結果をGoogleのサーバーで解析することで、人間とボットを見分ける手がかりを得ているようだ。つまり、私たちが経験しているような煩わしい作業がある程度必要である、ということだ。一方で、先ほども説明した通り開発中の「reCAPTCHA v3」ではこれらの作業がまったく不必要になるとか。一体どのように機能するようなるのか、またその仕組みについて、現在のところ全く手がかりがない、とEmberton氏も説明している。Photo:Duncan Rawlinson
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