マーク・ウェブが手がけたMVと映画作品を一挙ご紹介!
Green Day / “21 Guns”
Green Day - 21 Guns [Official Music Video]Green Day(グリーン・デイ)2009年のコンセプト・アルバム『21世紀のブレイクダウン』の第3幕に収録されている“21Guns”。このビデオ、何と言っても淡々とした演奏シーンや抑えめの色調でありつつ、スローモーションでひたすら出演者のいるスペースに銃撃が続く緊張感に圧倒される。だが、タイトルの“21Guns”はアメリカでは大統領や州知事に対する礼砲を意味し、歌詞の中でも「空に向けて武器を投げ捨てよう、君と僕で」と、直接的に戦争反対をアピール。かつ、登場するキャストの男女は『21世紀のブレイクダウン』の「グロリア」と「クリスチャン」そのもののような立ち位置で、長いキスシーンはジャケットのアートワークを想起させる。「21Guns」の意味を知らなくても、銃撃の中、部屋は破壊されていくにも関わらず、二人が死なないこと、そして何と言ってもマークらしい色調に、このアルバムでのグリーン・デイの表現が見事に視覚化されていると言っていいだろう。グリーン・デイの作品は他にも“アメリカン・イディオット”時にも手がけているが、本作で両者の相性の良さが結実した印象も。ちなみに2009年のVideo Music Awardでは最優秀ロックビデオ賞、最優秀監督賞、最優秀撮影賞を受賞している。その他の作品はこちら!Copyright (C) Qetic Inc. All rights reserved.