Floating Points「クラブでの信じられないような瞬間を再現したかった」
前作『Elaenia』が、ジャズ、クラシック、エレクトロニカ、サイケロック、さらにはブラジリアン・ ポップにいたるさまざまなジャンルの境界線を曖昧にして、聴き手が踏み込める世界を巧みに構築したとすれば、『Crush』は、シートベルトもせず、息をのむようなドライブに誘われているような感覚がある作品に。クラブで、全ての要素が組み合わさって、完全にはまってしまう、あの信じられないような瞬間を再現したかったんだ。ずっと浸っていたいと思わせるようなものをね。- Floating Pointsフローティング・ポインツは、自分の初期の作品にある「即時性」と、自信がレジデントを務めていたロンドンの伝説的なクラブ、プラスティック・ピープルのサウンドシステムから流れる自分の曲を聴いたときのスリルを取り込もうとした。そこで、過去をさかのぼって、10年前にリリースした彼の1枚目のEP『Shadows』を聴いたという。それはほとんどは17か18の頃、ノートパソコンのみで作ったものだ。かなりの垢ぬけなさは否めないけど、ヤバかった。深みを感じさせるところもあったしね。あの自発性をもう一度体現したくなったんだ。- Floating Points今作『Crush』は即興性のある初期衝動の感覚、音楽的成熟、コンポーザーとしての探究心、熱心なセレクター/DJとしての一面、そして音楽に対する情熱と、フローティング・ポインツの様々な側面が融合して完成した、エレクトロニックミュージックの歴史に刻まれる傑作となっている。また、今回のアートワークは、前作『Elaenia』と同様、<Sónar 2019>での登場でも話題となったバルセロナのハミル・インダストリーズが手掛け、ヴィジュアルは自然界をクローズアップしたものだ。最新作『Crush』は10月18日に世界同時リリース! 国内盤は数量限定の特殊パッケージと通常パッケージの2種類が発売される予定だ。また、2種類の国内盤はどちらも高音質で楽しめるUHQCD(Ultimate High Quality CD)仕様、さらにボーナストラックが追加収録され、解説書が封入される。

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Crush

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