6月でありながら日本列島を猛暑が襲っているが、韓国では暑さによる被害が早くも出たようだ。
18日、韓国1部の大田ハナシチズンは国内リーグ戦で金泉尚武FCと対戦し、0-0で引き分けた。
この試合について韓国メディア『インターフットボール』は、試合の後半45分に大田側の観客席で気絶者が発生していたと報じた。
報道によると、ファンが倒れていることに気づいた金泉のGKイ・ジュヒョンと大田サポーターは、すぐさま審判団に事件発生をアピール。これを確認した主審は直ちに試合を中断し、メディカルスタッフがすぐに観客席に入って治療を行ったという。
試合は9分間中断したのち再開された。
当該サポーターが気絶した要因は高温多湿だとみられる。治療により無事に意識を回復し、救急車で搬送されたのち無事に帰宅したようだ。
治療の際には付近のサポーターが情報伝達を手伝う姿も見られた。同メディアは「選手、観客、審判、スタッフ、スタジアムにいる全ての人が協力して緊急事態を解決した」とその場に居合わせた関係者一同の対応を称賛している。
なお、この試合には昨年、J1(当時)ジュビロ磐田から大田へ移籍した日本人FW石田雅俊が33分から途中出場している。