リヨンでプレイするチェルキ photo/Getty Images
TOP15の1位に選ばれたのはやや意外な選手
現サッカー界でNo.1ドリブラーを選ぶなら、誰になるのか。リオネル・メッシやネイマールといった名手も欧州トップリーグを離れており、ドリブラー界も世代交代が進んでいる。
今回英『GIVE ME SPORT』が2025年の幕開けに合わせて『現世界最高のドリブラーTOP15』なるランキングを作成しているが、1位に選ばれた選手は少々驚きかもしれない。
15位:エドン・ジェグロヴァ(リール)
14位:アダマ・トラオレ(フラム)
13位:クヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ)
12位:ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)
11位:ジェレミー・ドク(マンチェスター・シティ)
10位:ロドリゴ・ゴエス(レアル・マドリード)
9位:キリアン・ムバッペ(レアル・マドリード)
8位:サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)
7位:モハメド・クドゥス(ウェストハム)
6位:ラミン・ヤマル(バルセロナ)
5位:リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)
4位:ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
3位:ヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリード)
2位:ジャマール・ムシアラ(バイエルン)
1位:ラヤン・チェルキ(リヨン)
1位に選ばれたのは、フランスのリヨンでプレイする21歳のチェルキだ。以前からポテンシャル抜群と評価されてきた選手ではあるが、まだフランスA代表でのプレイ経験もない選手だ。今季のリーグ・アンでもドリブル成功数は全体14位となる21回に留まっていて、実績だけで見れば1位評価は驚きと言えるか。
しかし同メディアは見る者をガッカリさせることはないとチェルキのテクニックを絶賛しており、ドリブルのアイディアなど見ていて楽しいファンタジスタ風味なアタッカーではある。
リヨンでの活躍からビッグクラブも目をつけていると言われており、2025年はステップアップのタイミングかもしれない。今後は得点数・アシスト数といった目立つ部分の数字を上げていきたいところで、それができればワールドクラスのアタッカーになるポテンシャルはある。
他には独特なリズムからドリブルを連発するムシアラ、EURO2024でも大活躍だったヤマル&ニコのスペイン代表コンビ、チェルキの先輩であるムバッペ、デンベレのフランス代表コンビが入っているのも特長的だ。このランキングには載っていないが、バイエルンでは同じくフランス人FWミカエル・オリーズも活躍している。フランスがドリブラーに困ることは当面なさそうで、やはり選手層は驚異的だ。
アメリカへ行っても変わらずランキング入りしてくるメッシも驚きだが、昨年はMLSのMVPに輝くなどパフォーマンスレベルに大きな衰えはない。若い頃のスピードは失ったが、テクニックだけでも相手を翻弄できる。