チェルシーでプレイするマドゥエケ photo/Getty images
再起を期す
ノニ・マドゥエケのアーセナル移籍が合意の段階に達した。移籍市場の信頼筋であるファブリツィオ・ロマーノ氏が「Here we go」と共に伝えたところによれば、チェルシーとアーセナルの間では移籍金5000万ポンドを超える移籍金とアドオンという条件でクラブ間合意が成立し、選手本人とも数日前に5年契約の合意に至っていたという。
これにより、23歳のイングランド代表ウインガーは正式にチェルシーを離れ、北ロンドンのライバルであるアーセナルへと加入することになる。
マドゥエケは2024-25シーズンにプレミアリーグで32試合に出場し、7ゴール4アシストを記録。右サイドを主戦場とし、ドリブル突破とシュートセンスで存在感を発揮した。だが、チェルシーではスタメン定着には至らず、アーセナルでの再起を期す形となる。
一方で、この移籍にはアーセナルファンから懐疑的な声も上がっている。『Telegraph』によると、一部のサポーターはマドゥエケ獲得に反対する署名活動を開始しており、すでに2200人以上の署名を集めたという。マドゥエケのコンスタントなパフォーマンスへの疑念が背景にあるようだ。
それでもクラブの補強戦略は揺るがず、マドゥエケはメディカルチェックを経て、来週中にも正式発表に至る見通しである。レアンドロ・トロサールの放出報道とも連動しており、アーセナルは来季に向けた前線の再編成を加速させている。