ギュレルが中盤の補強プランを止めた? CWCでの躍動でレアル...の画像はこちら >>

レアルで活躍するギュレル Photo/Getty Images

指揮官も信頼

レアル・マドリードが中盤の補強に慎重な姿勢を見せている。理由は明確である。

クラブワールドカップにおけるアルダ・ギュレルの活躍が、シャビ・アロンソ監督に大きな印象を与えたからだ。

同大会でギュレルは6試合に出場し、1ゴール2アシストを記録。公式記録以上に光ったのは、その安定感とインテリジェンスであった。局面を読む力、プレッシャー下での落ち着き、そして左足から繰り出す柔軟な展開力により、ピッチ上での主導権を握り続けた。

『MARCA』など複数メディアによると、アロンソ監督はこのCWCでのパフォーマンスを高く評価しており、当初は今夏の補強候補に挙がっていた中盤の新戦力獲得について「再考」に入っているという。すでにジュード・ベリンガムら実力者が揃う中で、ギュレルの台頭がさらに競争を活性化させている。

2023年にフェネルバフチェから加入した20歳の若き才能は、当初こそ負傷に苦しんだものの、2024-25シーズン後半戦からの復調とともに存在感を高めていた。その成長はこのクラブワールドカップで頂点を迎えたと言ってよく、指揮官の構想にも完全に食い込んだ形である。

レアルは今夏も複数のポジションで補強を計画しているが、ギュレルの急成長は少なくとも中盤の補強を一時的にストップさせるに十分な理由となっている。

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