セルビア1部FKヴォイヴォディナに所属する元U-19セルビア代表FWラザル・ロマニッチ(27)がJリーグへの移籍に近づいているという。9日に現地メディア『スポルツキ・ジュルナル』が報じた。
同メディアによると、センターフォワードとウィングでプレーできるロマニッチは、Jリーグのあるクラブと移籍金180万ユーロ(約3億1000万円)で交渉が進んでおり、「“日出ずる国”への移籍の可能性は刻一刻と高まっている」という。
同選手はセルビアの名門ツルヴェナ・ズヴェズダの下部組織出身で、10代までは同国の世代別代表に選ばれるなど将来を渇望されていたが、2017年にトップチームに昇格してからは出場機会を得られず苦しんだ。
それでもセルビア、ギリシャの下部リーグで着実に実績を積み重ねると、2023年に移籍したセルビア1部FKジェレズニチャル・パンチェヴォで公式戦56試合19得点を記録して名を上げた。
2025シーズン途中の1月にヴォイヴォディナに移籍したFWは、新天地で公式戦17試合に出場して5得点を記録して母国のトップリーグで活躍できる力量を示した。
ジェレズニチャル・パンチェヴォからヴォイヴォディナへ移籍した際の移籍金は60万ユーロ(約1億3000万円)であることから、もし同選手が報道通りの移籍金でJリーグへ行けば、ヴォイヴォディナは約3倍の価値で売却することになる。
セルビアでブレイクを果たしたFWが日本でどのような輝きを放つのか。ロマニッチの去就に注目が集まる。