今季のセルビア1部でブレイクを果たしたストライカーが川崎フロンターレへ移籍するようだ。16日、セルビアメディア『メリディアン・スポルト』が報じた。

同メディアによると、セルビア1部FKヴォイヴォディナに所属する元U-19セルビア代表FWラザル・ロマニッチは、数日前からJリーグへの移籍の噂が報じられていたが、川崎フロンターレへの移籍が明らかになった。

すでに川崎とヴォイヴォディナはクラブ間で合意に至っており、今週中にメディカルチェックを行う予定だ。川崎は移籍金150万ユーロ(約2億6000万円)を支払い、今後同選手の成果に応じたボーナスも支払われるという。

現在27歳のロマニッチは、セルビアの名門ツルヴェナ・ズヴェズダの下部組織出身で、10代まで同国の世代別代表に選ばれるなど将来を期待されていたが、2017年にトップチームに昇格してからは出場機会を得られず苦しんだ。

それでも、セルビア、ギリシャの下部リーグで経験を積むと、2023年に移籍したセルビア1部FKジェレズニチャル・パンチェヴォで公式戦56試合19得点を記録してブレイクを果たした。昨季途中の1月にヴォイヴォディナに移籍して公式戦17試合5得点を記録。シーズントータルで公式戦39試合14得点を挙げた。

なお、川崎は14日に通訳スタッフの募集を開始し、16日には日本代表FW山田新が海外クラブへの移籍を前提とした手続きのためチームを離脱したと発表した。

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